【そうだ北鎌倉、行こう。】北鎌倉紫陽花散歩 鎌倉五山第四位、浄智寺境内散策 20.06.10 14:00
鎌倉五山第四位の浄智寺散策。
北鎌倉の浄智寺は鎌倉五山といえども第四位の格付け。
山門こそ印象的だけれども、境内の見どころは鎌倉七福神の布袋様を除くと思いの外少ない。
見どころは少ないけれども、枯れた境内の雰囲気は結構好きで、北鎌倉を訪れる時には縁切り寺の東慶寺と順繰りにして訪れている。
秋の円覚寺と建長寺の宝物風入れのときに浄智寺は訪れているので、今回は東慶寺へと思ったら、東慶寺の一般参拝の受け入れはまだ始まっておらず、山門は固く閉ざされたままだった。
尼寺だからだろうか?なぜ他の寺院と横並びにならなかったのか詳しいことはわからないがとりあえず今日のところは東慶寺に縁を切られた感じ・・・致し方ない。
ということで、気を取り直して浄智寺参拝。
県道から覗く総門(高麗門)から鐘楼門へのすり減った石段がなんとも味のある浄智寺。
鐘楼門の唐風のデザインが寺の成り立ちと中国との関係の深さを思わせる。
拝観料を払っていきなりの曇華殿は浄智寺の本堂。
秋には巨大なイチョウの落葉の絨毯が美しいのだが、紫陽花のときには見どころ少なめなのが残念。
曇華殿の裏へ回れば茅葺きの客殿裏の庭園にはそこかしこに石仏が置かれ雰囲気を盛り上げている。
谷戸の奥に迷い込んだ感じの演出がなかなかたまらない。
境内の奥に居る愛らしい布袋様は鎌倉七福神の一人なのだけれども、コロナ禍の感染防止対策でお腹はなぜないでくださいという張り紙が。
布袋様なぜて感染するのなら仕方がない気がするけれども、感染が怖くて布袋様をなぜないって・・・ベビベビベイビ、世知辛い世の中になったものだ。
堂宇の大外、境内をぐるりと見て回るのは老若男女いい感じの広さだ。
浄智寺の場所はハイキングコースの取り付き口なのだが、コロナ禍のためなのか、土砂崩れのためなのかコースは立入禁止になっていた。どうも、鎌倉中のハイキングコースが利用できないらしい。まぁ、このご時世にハイキングするってのも常識知らずな気がするけれども。
東慶寺の閉門は残念だったけれども、浄智寺で布袋様の顔が見られたから良しとしますか。
おなかなぜられればなお良かったけれども、また次の機会って・・・いつになるかな?