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[自粛六尺] いつの間にか散歩時に見かける街頭の草花が様変わりしている・・・ような
緊急事態宣言中のまま、5月がだいぶ進んでくると気温も上がる。
初夏でもあり、時々、梅雨を飛び越えて夏本番かという日が訪れたりする。
そうすると散歩の途中に気がつく街頭の植物の発育もよろしくなるみたいで、春のちまちまとした草花から、ちょっと主張した感じのものに移り変わっている気がする。
そろそろ昆虫も活発に動き出すから、花粉を運んでもらうためにはこれでもかと自己主張するようになるのだろうか?
そうなると、健気さというよりは、どぎつさと言うか、妖艶さと言うか・・・人も植物もそれが夏なんだよなぁ・・・みたいな。
春の花より夏の花の方が、花としては見ごたえがある。
歩いていても目につく。
虫にも人にも目につくための進化と努力と淘汰の結果か。
何百年、何千年もかけてたどり着いた生き延びるための境地。
そりゃ今、目につくのも当たり前だ。
そういうのに単純に目を奪われてしまうっていうのもいい年をしていかがなものか。
でも、目につくものは仕方がない。
なにしろ、妖艶にして美しいんだから。
ひらひら揺れる花びらに、誘われている・・・気がしてならない。