伊那出張編 駒ヶ根散策 天台宗別格本山光前寺参拝 21.10.10_09:45
駒ヶ根にある天台宗別格本山の光前寺参拝。
天台宗信濃五山の一つで庭園が国の名勝。
本尊は秘仏の不動明王。
霊犬早太郎の説話でも有名??
池泉鑑賞式庭園を出て、杉木立の長い参道を抜けると立派な三門に当たる。
杉木立に立つ三門の美しい姿。それだけで古刹の雰囲気を感じる。
山門の向こうが少し高くなって無骨な本堂。
江戸時代後期の建築だそうだ。
仁王門、三門、本堂、弁天堂、経蔵、三重塔とすべてが素晴らしく美しいのにどれ一つ重要文化財でない不思議。
なんでだろう?
寺の売りが庭園はわかるけれども早太郎って・・・。
地元じゃ有名な昔ばなしなのかな?正直聞いたこともない。
昔話は別にして、光前寺には上穂十一騎の祠というものがある。
大阪夏の陣で真田幸村に合力した人たちの祠。
勝つチャンスのない戦いに挑む精神状態ってどんなものだっただろう?
なにもそっちの味方をしなくてもって思ってしまう。
義に従うみたいなものが土地柄なのかな?織田の甲斐征伐のときにも高遠のお城は最後まで武田方として戦ったらしいし。
伊那の人間は信用できるという点で、秀忠も隠し子を預けたりしたのかもしれないなぁ。
伊那で感じるこんな感想ってどこから生まれるんだろう?
中山道からハズレた土地柄でたくましく生きるところだろうか?
虫や蕎麦を食べるとそうなるのだろうか?
今の自分にはよくわからないのだが。
こんな山の中で古刹を守り続けるってことも、色々通じることかもしれない。