【静岡県袋井市】遠州三山風鈴まつり 油山寺に参る 22.08.20_09:45
静岡県袋井市には、遠州三山と呼ばれる古刹がある。
法多山尊永寺、秋葉装本殿可睡斎、目の霊山油山寺がそれ。
その三古刹で、5月の下旬から8月いっぱい風鈴まつりが開催される。
仏教では堂宇の四隅に風鐸を吊り下げ、風鐸の音の聞こえる範囲では災が起こらないという考えがあり、風鈴の由来とされているらしい。
すでに8月も後半。会期は終わり気味ではあるけれど、ハードワークの毎日風鈴の音に癒やされたいと、東名飛ばしれはるばる横浜からやってきた。
まずは油山寺から参る。
701年、行基の開創と伝えられる古刹は天平の頃、孝謙天皇の眼病を治したことで天皇の気感じとなり、眼病祈願が有名になる。
境内は昔ながらの山寺と言った感じなのだが、山門は元は掛川城の大手門だったり、三重塔は重要文化財だったりと見どころ満載。
ただねぇ、山寺なので奥の院までの参拝は登山の形相。
でも、そんな山道に飾られた風鈴の音が緑にとけるさまは、あぁ、こんな所まで来てよかったなぁとつい思う。
油山寺は、風鈴まつりといいつつ、そんなに風鈴風鈴していないところも落ち着いた古刹的で悪くない。
度を越すほどに、無理無理イベントを押し出すよりもこれくらいでやられると好感が持てるね。
前回訪れたときよりも明らかに度の進んだ両視力。目の霊山のご利益は何処・・・だけれども。