【神奈川県鎌倉市】浄土宗開宗850年記念鎌倉散歩 極楽浄土は工事中 光明寺 24.05.12_12:00
2024年。法然が浄土宗を開宗して850年の記念の年だそうだ。
浄土宗も850年前、平清盛が権勢を誇っていた頃は新興宗教だったんだなぁと改めて思う。
叡山を下り京都に花開いた浄土宗は、現在、知恩院を総本山としており、歴史的に関東の人間にとっては馴染みが薄い。
それでも、江戸時代の芝の増上寺と鎌倉時代の鎌倉の光明寺は大本山である。
というわけで、今日は鎌倉の光明寺に参拝してみた。
鎌倉は材木座にある光明寺の開基は四代執権北条経時。
出来たばかりの浄土宗に執権が寺院を建てるって、ネットもない時代にしては情報が早い。
江戸時代には関東十八檀林の第一位として栄えていた。
なのでか知らないけれど、鎌倉第一という見上げる巨大な山門ががランドマーク。もっとも鶴岡八幡宮からの移築だそうだが。
ただ、浄土宗にとっては記念の年だと言うのにこれも巨大な重要文化財の本堂は工事中。
タイミングどうにかならなかったのだろうか?重要文化財ともなると寺の都合で・・・とは言い難いのかもしれないけれど。
境内には日向国延岡藩の内藤家の墓所もある。元は江戸江東の霊巌寺から移されたものだとか。
少し荒れ気味ではあるけれど、雰囲気はさすが大名の墓だけある。
山門脇には亡くなった後ゴタゴタが絶えない高倉健の墓碑も。
まぁ、人生いろいろ、死後も色々ですわ。
本堂が工事中ということもあって、流石に参拝の人は数えるほど。
参拝する側からすると、これくらいの落ち着きが、ちょうどいいのだけれど。
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