文化の日、明治神宮参拝 参道を進む 21.11.03_12:45
文化の日。日本国憲法公布の日ではあるが、この日は天長節であり明治節。
ヨコハマにいるんだからということで、紅葉にはちょっと早いけれども明治神宮に参拝にでかけた。
明治神宮までは東横線、副都心線と一本で行けるのも原宿や明治神宮を気安いところにしている。かといってその先にある埼玉まで気安い気持ちにはなれないのはなぜだろう?
そんなわけで明治節に明治神宮参拝。
原宿駅を出て華やかな表参道や原宿に背を向けてJRの陸橋を渡る。
日本一のヒノキ木造の神明鳥居が迎えられれ、ここが渋谷区であることを忘れさせられる。
ここからゆっくりとゆるい下り坂の長い参道が始まる。
周りは木々に囲まれさっきまであったビルはどこへ?と戸惑う。
この雰囲気がたまらない。
数多の設計者が明治天皇の権威を知らしめるために必死に考え抜いた結果がここに完成したのだろうか?
その見事な設計に感情がどんどんと移入されていく。
毎日を忙しくも、そのくせダラダラと暮らしているこちらとしては、浄化されるんですよ一歩一歩。
毒が消されていくのはいいのだが、あまりに浄化されすぎると、こちらの存在意義がなくなるようで怖い。汚れが服着て歩いているような人間だから・・・。
明治は遠くなりにけりは誰の句だったかな?
今となっては明治どころか、大正も、昭和までもが遠くの彼方だ。
それでも、明治天皇は武士の世を終わらせた天皇だ。
後醍醐のようにむちゃくちゃをしなかったところも偉い。
そんなことを思いながら進む参道。
遠くなった明治に会いに行く。
タイムマシンの中から見る景色って、こんな感じかもしれないな。
そんな機械、どうせ出来っこないだろうけど。
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