【長野県諏訪市】諏訪五ヶ寺参拝 温泉寺 22.09.24_16:10
高島藩の領にある真言宗、臨済宗、曹洞宗、浄土宗、日蓮宗の仏教各宗派筆頭寺院を諏訪五ヶ寺と呼ぶらしい。
伊那出張の前乗りを諏訪泊まりとして、今日はそんな五ヶ寺をめぐろうと思う。
五ヶ寺最後は温泉寺。臨済宗妙本寺はの寺院で臨江山が山号。
高島藩二代藩主諏訪忠恒が上諏訪の泉源を守るため建立。以来、高島藩諏訪家の菩提寺となる。
つまり、頼岳寺からの菩提寺替え。変えられた方はたまらないだろうに。
高台からの長めが素晴らしい。
確かに、ここからなら下諏訪温泉が一望だ。
梵鐘はもともと伊那の安養寺にあったもをの信長が武田勝頼を攻めたときにここまで引きずってきて捨てたものだとか(笑)。信長の言い伝えがえげつない。
境内裏の墓地には二代藩主以降の藩主の墓がずらりと並んで見ごたえもあり。
これは国の史跡でさすが。
和泉式部の墓もあるのだが、和泉式部の墓って日本中にいくつもある。
どこもかしこも、なんとなく、弔おうという気持ちが石を積ませた程度なんだろうけど。
明治3年の火災で堂宇は焼け落ちてしまったそう。
それ以降、高島城から薬医門、山門、能舞台が移築されて今の形に。本堂は能舞台だったそうだ。
おかげで高島城はすっかすかだけど。
これだけの眺めの、温泉の守り神だから、立派に見せたい気持ちもわからないではない。
おかげで戦争も疫病も乗り切ったわけだから、ご利益はなかなかのものかもしれない。