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山寺の静寂 大雄山最乗寺参拝 19.06.16 14:31


神奈川県の西部に来たのなら、ここによらないとバチが当たる・・・かも。

大雄山最乗寺は曹洞宗の修行道場にして関東三十六不動尊霊場の二番目。
小田原からは大雄山線という当寺院参拝のための伊豆箱根鉄道の路線が伸びていて神奈川の寺院としては押しも押されぬ存在感。

修行のための山寺なので、いたるところ石段石段。
観光用に楽に参拝するための施設じゃないので文句も言えませんが、人里離れた隔世感といい、仏教というものの得体の知れない何かを感じずにいられません。

神奈川県茅ヶ崎市で生まれ育った自分にとって、なぜだか子供の頃、親によく連れてこられた印象がある。
初詣が主だった気がするけれども、相模の国一宮の寒川神社でもなく、宗派でもない曹洞宗の寺院になぜ参拝に来ていたのか?山寺の雰囲気が良かったのかな?茅ヶ崎からの距離感が良かったのか?親の心持ちの問題なのでよくわからないけれども、とりあえず子供心に良く訪れた寺院という印象。

子供の頃ですから、石段を駆け上がったり、天狗の下駄に登ったりしても疲れ知らずだったことだけは思い出す。今となっては・・・年をとるって残酷なことだなぁ。

でも、ガキの頃あれだけ登って記念写真を取らされた大人の背丈ほども有る天狗のでかい下駄は登ってはいけませんになっていてがっかり感。
事故が増えたのか事故が起こったら大変なのか、自己責任の持って行きどころが・・・それが今の社会通念なのかなぁ。

今回は調子に乗って、紫陽花目当てに奥の院まで足を伸ばしたのだけれども、もうすっかり紫陽花は終わっていた。
下界の開成町では今が盛りと咲いているっていうのに、山の上程紫陽花が早いとは・・・・。思ってもいなかった。

久しぶりの奥の院を堪能できたし、いい運動にも成ったのでそれはそれで良いことにしよう。
上がったり下がったり、登ったり降ったり、クタクタだけれども新緑の大雄山を堪能しまくり。贅沢な午後のひとときになったなぁ。

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