パレットタウンの女神に最後のキスを 21.10.02_15:30
台場の青海地区。
踊る大捜査線の主人公と同じ名前の都知事のせいで、中止になった世界都市博の開催予定地。
宙ぶらりんだった土地を森ビルと三井物産が借受誕生したのがパレットタウン。
バブルが弾けてしぼんでいく景気の中、観覧車付きの夢のような遊興施設ができたと当時は舞い上がったりしたものだ。
ヴィーナスフォート、パレットタウン、Zepp東京、メガウェブ・・・遊ばせてもらいましたよ。
東京レジャーランドってどうなったんだっけ?
同じ頃出来たりんかい線は、当時はまだなんとなく使いづらくて、見晴らしのいいゆりかもめばかりを利用していた。あとは車・・・それでも楽しくてよく行ったものだった。
最近特にだけれど、若かった頃利用した施設が解体される事が増えた。
年上の人たちはその分そう感じることが早かったのだろうか?
順番に味わうことなのだろうか?取り壊しの理由が老朽化とか言われるとドキリとする。
欧米では古い建物なども大切に保存されていたりする。
日本の建築物は、3,40年程度でどんどん建て替えていく。
地震が多いからどうしてもそうなるのだろうか?そういう文化だからだろうか?
SDなんちゃらって建築の世界では関係ないのか?日本の建築技術が低すぎるのか?
寂しさよりも便利さか・・・。
老兵は消え去るのみか。
パレットタウンは新しい施設に順次建て替えられるらしい。
それもきっと3,40年もすればまた別なものになるのだろう?
日本の都市建築に保存という意識はない。
こちらもいい歳。次の建て替えを見ることはなさそうだけど。