【横浜市中区】横浜山手へハロウィン散歩 元町公園 23.10.28_11:20
横浜山手の丘を背骨のように通る山手本通り。
元町公園が交わる辺りが昔の横浜のメイン観光地。
ガキの頃の横浜といえばこのあたりを指したものだ。
当時は日本中が貧しくて、港町なんて言っても、外国との定期航路があるわけではなく、観光クルーズなんて存在せず、何年かに一度クイーンエリザベスなどが世界一周航海の途中に半日程度立ち寄るくらい。
本牧の貨物埠頭だけが唯一港町と名乗る所以だった。
大桟橋はただのコンクリートで、湾内を回る観光船と動くことのない氷川丸だけがハマと海との関係性だった。
横浜港の外海は結局東京湾で、太平洋を感じるようなことは当時の横浜にはなかったと思う。
そんな横浜だたけど、元町公園あたりはどこかエキゾチックだった。
昔はみなとみらい線なんて走っておらず、東横線は桜木町止まり。
JRは石川町が最寄り駅で、中華街も元町の商店街も山下公園もそこから歩くのが横浜観光だった。当然みなとみらいはまだない。
横浜に観光に行くと言われると若干眉間にしわが寄ったものだ。
山手の丘に登って、山下公園歩いて、伊勢佐木町で買い物して。
死ぬほど歩かされるから。
それでも、元町公園を息を切らせて上がり外人墓地を抜けると、どこか異国に迷い込んだようで高揚したもの。
異国情緒ってのはこういうものだとガキの頃から思い込まされていて、実際、おとなになって仕事で、私用でアメリカに行っても欧州にいっても、そんなもんだなぁと思ったりしたから、元町公園あたりのその雰囲気は、大したものだったのだろう。
そんな元町公園あたりのハロウィンは、エリスマン邸とベーリックホールがメイン会場。
それぞれに、それぞれのかぼちゃの飾りつけ。
見ていれば楽しいんだけれど、個人的にどこか心の底からは受け付けてないのがわかる。
そんないつものハロウィンでした。
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