【東京都中央区】浮世絵を歩く 名所江戸百景第58景 大はしあたけの夕立 を歩く 24.06.23_14:30
大はしは、江戸の頃の新大橋のこと。
あたけの夕立は、このあたりの町名が深川安宅町と呼ばれていたことから。
幕府の艦船を格納するための船蔵があったそう。
とはいっても初戦は木造船。たかが知れているとは思うのだが。
当時の大はしは、今の新大橋とは異なり、芭蕉記念館辺りから、中洲公園あたりにむけて掛けられていた。
今、近似の清洲橋は当然無い。
今回は清洲橋を新おおはしに見立てて。
ちょうど雨だし。
しかし、江戸時代の新大はしは、今の新大橋よりだいぶ河口側にかかっていたことになる。
あたけも、今の浜町の雰囲気とはだいぶ異なり、当時は大名屋敷が連なっていた。
橋の描画的には、両国橋を描いたものに比べてだいぶ簡略化されている気がするが、雨が絡むように降る絵は流石の一言。
名所江戸百景では最高傑作と言われていて、ゴッホが真似た2枚のうちの一つ。
当然当時、首都高は走っていないし、スカイツリーはない。。