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【東京都江東区】浮世絵を歩いたついでに清澄庭園見物 24.06.23_15:30

 せっかく清澄あたりまで来たのだから、清澄庭園を見物することにした。

 清澄庭園は、下総関宿藩のお屋敷跡。

 明治に三菱の岩崎弥太郎が買い取る。

 西南戦争でボロ儲けをして海運王になった早々の頃、

 高知の田舎の下級武士だか農民だかのような人物が、出生のアドバンテージを乗り越えて日本一の金持ちになっていくって、豊臣秀吉依頼の立身出世物語を見るよう。

 なりふり構わぬ成金主義は、当時ネットでもきっと叩かれたはず・・・あればの話だけれど。

 色々後ろ指を指されることも多い明治の三菱だけど、三菱が手にした大名庭園は今の時代によく姿を残しているのはさすが。

 清澄庭園の見どころは、ツツジかな。

 大正記念館は大正天皇の葬場殿を移築したものだそう。三菱の昭和の初期の絶大な権力が伺われる。

 当時のものは戦災で失われたが、貞明皇后の葬場殿の材料を利用して再建されたものだって。

 建物もいいのだけれど、巨大な池が魅力的な庭園。

 最寄り駅の清澄白河は、半蔵門線と大江戸線が通る駅。

 どちらにしても最近できた印象。

 それまでは、清澄なんてまさに陸の孤島のような場所。

 そんな、陸の孤島の不便さが、この庭園を残したのかも知れないなぁ。





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