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アルコール飲料のハイプサイクル

こんばんは。湯島に月イチで現れる幻のスナックさりーのママ、さりーです。

今回はハイプサイクルを用いてアルコール飲料の流行を分析し、今後のメニュー戦略を考えてみます。

ハイプサイクルとは

Gartner社の提唱するテクノロジー分析手法のひとつです。
新たなテクノロジー技術が時間の経過とともにどのように進化するかを可視化したものがハイプサイクルであり、成熟度や実用性、市場での活用状況などを知ることができます。

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実際にテクノロジー技術について表したものがこちら。

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このグラフは5つのフェーズから構成されています

黎明期:革新的な技術が発明され、実証実験などにより注目されます。まだ実用性は証明されておらず、現場での使い方を見出すのが難しい時期です。
「過度な期待」のピーク期:初期の宣伝によって期待が高まる時期です。
幻滅期:実証実験や実装が進んだものの成果が出ず、世の中の関心が薄れる時期です。
啓蒙活動期:実装事例が徐々に増え始め、実用性が高まります。
生産性の安定期:採用する企業が増え、一般的なテクノロジーへ変化していきます。

ちょっと難しい話になったので簡単にまとめます。
新しいものって最初はバっと人気出て盛り上がるけど一旦冷めるよね、でも本当に良いものはそこから持ち直して、徐々に一般的なものになってくよね。という図です。

ではこのnoteでは、ハイプサイクルを用いてアルコール飲料について分析してみます。

アルコール飲料のハイプサイクル

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完全に主観で作っているので、悪意は全くありません。ご指摘などあれば遠慮なくコメントください。
では説明していきます。

黎明期のアルコール飲料

海外で流行しており徐々に日本でも流行りつつあるものや、一部のお店で提供されているものをピックアップしました。
モクテル:いきなりアルコールじゃなくてごめんなさい。モクテルはの生るコールカクテルです。フルーティーでおしゃれなものが多く、インスタ映えするので若者の間で流行しています。呼び名として新しいので、黎明期に入れました。
クラフトスピリッツ:品質と製法にこだわって作られた少量生産のスピリッツです。
オレンジワイン:赤白ロゼに次ぐ第四のワイン。白ブドウを使って赤ワインのように作ったオレンジ色のワインです。
プレミアムテキーラ:原材料であるアガベ100%のテキーラです。

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「過度な期待」のピーク時のアルコール飲料

ストロング系チューハイ:アルコール度数9%の缶チューハイ。以前から市場には出回っていたものの、「安く早く酔える」ということでビールや発泡酒より若者に人気となっているため、市場が拡大しています。
クラフトビール:大手ビール会社の量産ビールと対比し、小規模な醸造所が作る個性的で生産量の少ないビールを指すことが一般的です。地ビールとも言います。

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幻滅期のアルコール飲料

スパークリング系日本酒:発泡性のある日本酒。澪スパークリングや獺祭スパークリングなどで女性人気が一時的に高まりました。
シードル:発泡性のあるりんご酒。フランスの若者はビールの代わりに飲みます。こちらも女性人気が一時的に高まり、専門店も増えていました(ママはシードル大好きです🍎)。

啓蒙活動期のアルコール飲料

一部の飲食店やデパートのアルコール売り場、専門店での取扱いのあるアルコール飲料を主に記載しています。
泡盛、発泡酒、紹興酒、ブランデー、輸入ビールなど

生産の安定期

昔から一定の需要があり、飲食店や居酒屋、レストランなどで幅広く取り扱われているアルコール飲料を主に記載しています。もう量が多すぎてとうていMECEには書けないので、代表的なものだけ記載しました。
ビール、白ワイン、赤ワイン、ウイスキー、梅酒、焼酎、日本酒、スピリッツ、リキュール、シャンパン、ホッピー、スパークリングワイン

ドリンクメニュー戦略

ハイプサイクルを活かしてスナックさりーのドリンクメニューの組み立てを再考してみます。
現在:生ビール、レモンサワー、ウィスキー数種類、焼酎数種類、ジンジャエール、オレンジジュース、ウーロン茶、たまに赤白ワイン、たまに日本酒
「過度な期待」のピーク期のものは需要があるので提供しようかと思いましたが、ストロング系は缶のコンビニ需要だと思うので対象外。クラフトビールを数缶置いておいてもいいかも。
黎明期のものは話題性のため取り入れてもいいかもと思いましたが、プレミアムテキーラは高いのでスナックさりーでの取扱いは難しい。ワインは保存がきかない。モクテルは作り方さえ覚えれば多少対応できるはず🍹

結論:クラフトビール数缶仕入れる、モクテル練習する。


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