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疲弊しないコンセプトカフェを作りたい

先日のnoteでご報告したように、この度湯島に新しくコンセプトカフェを作ることに致しました。

このnoteでは私がこの度オープンする異和館の軸となるコンセプトを語って参ります。

アイドル業界の構造に対する課題感

私はかつていわゆる地下アイドルの運営側を経験していた時期があり、ライブや物販の現場にも多数足を運んでいました。同時に収益面も把握していました。
その時に感じたことは、アイドルビジネスは女の子の貴重な時間を切り売りしているにも関わらず薄利多売であるということ。
さらに、その多売の対象が地下アイドル界隈の限りあるファンたちから成っているため、ファン・アイドルともに疲弊しがちであるということ。

この構造から抜け出すには売れるしかありません。
しかし地下アイドル界から突き抜けられるのはほんの一握り。

そして、貴重な時間をアイドルに費やしたにも関わらず突き抜けられなかった多数の女の子たちは就職のタイミングに悩み、次のキャリアに苦しみます。

アイドルのセカンドキャリア問題

なぜアイドルがキャリアに苦しむのか。ものすごく要約すると「アイドルとして一生懸命であればあるほど、アイドル以外のことに費やす時間が無い」ことに尽きるかと思います。

歌とダンスのトレーニング、多数のライブ、特典会、ビラ配りをして家に帰っても動画撮影や編集、SNS投稿と、やってもやっても際限なく時間を投資する必要があります。

そんな中で勉学に打ち込むにも限界があるし、満足な就活もできない。納得いかない就職だったとしても、社員として企業に勤めるならアイドルを諦めなければならない。

彼女たちは常人にはできない努力をしてきたのです。私はもっと彼女たちに報われてほしい。

女の子もお客様も疲弊しない、持続可能なコンセプトカフェを開きたい

私がアイドルを救えるなんて大それたことは思っていませんが、アイドルとして培ったコミュニケーション能力やイベント企画力、SNSマーケティング力を活用しつつ、かつ彼女たちが看板娘として輝き続けられる。それを社会人として働きながらも続けられるような場所ができたら多少は救いになるんじゃないかな、なんてことを考えました。あくまで多少はです。

Tokyo in Nextをそんな場所にしようと決めて、女の子が輝ける業態としてコンセプトカフェを選択しました。その上で一番大事なことは「女の子が続けられること」つまり「疲弊しないこと」です。

女の子が疲弊するお店とは、アイドル業界と同じく女の子の時間を切り売りするシステムのお店だと考えています。
ドリンクを女の子に出すことで間接的に時間を買うことも最低限に抑えたいですし、ショットドリンク等で体を犠牲にして稼ぐことも避けたいです。
(もちろん素敵な飲み方・飲ませ方をしてくださるお客様も多いので、必ずしもNGとは思っていません。あくまで異和館には合わないというだけです。)
そのようなお店は結果的に多額のお金や時間を投資する側となるお客様も疲弊します。それは求めていません。
女の子もお客様も、肩の力を抜いてお店に居続けてほしい。

何もしないメイドがいるっていいじゃない

そう考えている時に非常に共感したのが、ゆっぴさん考案の「レンタルなにもしないメイドがいるスペース」(略してメイスペ)でした。

https://mobile.twitter.com/n0shig0t0_maid

メイスペのメイドさんは基本的になにもしません。お客様はドリンクやフードを持ち込み、メイドさんとはコミュニケーションを楽しむという新しいシステムです。

このシステムを常態化して利益を生むことができれば、女の子もお客様も気軽に立ち寄ることができる。そう考えてメイスペさんのシステムを一部適用しつつ、お店を経営し続けられるようにメニューをを考えています。成功するかどうかはやってみないとわかりません😅

異和館は7月オープン予定!

以上が「異和館 ー週末しか働かない異世界和メイドがいる館ー」を開店しようと考えた経緯です。
オープニングキャストさんを大募集中ですのでお気軽にご連絡ください。

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