デジタルツールをどこでも快適に使いたい。
生活の中にデジタルツールが広く普及しました。今では様々な生活情報を得たり、仕事を進める道具として欠かせません。差し詰めノートPC・タブレット・スマートフォンは「デジタル3種の神器」といったところでしょうか。
私は商品開発やデザインの現場に身を置いてきたので、デジタルツールは仕事でもプライベートでも身近でした。
デザインの現場では、デスクトップ型やノート型のPC(パーソナルコンピューター)はデザインツールとして、’80年代中頃から設計やデザインに多用されています。
PCがまだ仕事や趣味の道具だった頃、インターネットの普及はデザイン用具として仕事現場に使われることと並行して進み、PCが様々な仕事が代替することで旧来の道具の機能が取り込まれました。更に2007年にiPhoneが発売されます。次いで2010年にiPadが発売されました。
例えば、音楽はステレオコンポやポータブルプレーヤー(ウォークマン等)でメディア(CDやレコード)を鑑賞しましたが、iPodの登場を機に音楽のデータをPCなどで再生する形に変化しました。家庭からステレオコンポが姿を消しノートPCやミュージックプレーヤーに代わりました。
タブレットとスマホの普及によって、ネットが生活インフラとして暮らしへ定着することで、ネット情報に接する場面が、仕事場の机上からソファーやリビングなどの生活空間や、室内から屋外まで色々な場所で行われるようになりました。
ネットのサービスも充実して、音楽・映画・ゲーム・SNSなど多様な
コンテンツが楽しめるようになりました。しかしタブレットを暮らしの中で使い出すと、デバイスと人の間合いがサービスごとに違いがあることに気が付きました。
私自身もMac・iPhone・iPad・iPodを使い続ける黎明期からのヘビーユーザーですが、ネットに取り込まれたコンテンツや情報を楽しむうえで、それぞれのデバイス特有の一長一短が気に掛かり、道具とコンテンツに応じた快適な使い方ができない物かと試行錯誤を始めます。
デジタルデバイスに代替されて様変わりする生活環境に応じて、デバイスをもっと快適に使えるようなインテリア製品を形にしてみたいと考えてデザイン開発に取り組みます。
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