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生活けテぶれ×一週間の振り返りシートの進化【けテぶれ交流会 in Tokyo 1枚実践まとめ より】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


今年度も始まって8ヶ月が過ぎました。
けテぶれ、QNKS、心マトリクスと
葛原実践を基盤に学級経営を進めていますが、
中でも学級経営の中心を担っているのが
「生活けテぶれ×一週間の振り返り」です。


先日参加させていただいた
けテぶれ交流会 in Tokyoでは、

準備が可能な方は
「実践をまとめたものをA41枚で持ってくる」
という宿題が出ていました。

マネぶしたいものばかり


私も、実践発表者ではありましたが

せっかくならば…と
実践1枚まとめを持っていきました。
そこでざっくり紹介させていただいたのが、
「生活けテぶれ×一週間振り返りQNKS」
の変遷
です。

けテぶれ交流会当日は
これについてほとんどお話しできなかったので、
こちらで紹介させていただきます。


当日、私が持参した資料がこちら

表面
裏面

まず表面は、
その日の実践発表の超・超ダイジェスト。

そして裏面が、
生活けテぶれのシートがどんな変遷をたどったか
を紹介したものです。


まずは、4月から夏休みまで。

毎日1枚+一週間に1枚

これは以前の記事でも紹介しましたが、
1日に1枚ずつシートがたまっていくので
ファイルがすぐにパンパンになります。

積み上げは可視化されるのですが…夏休みまででもういっぱい。
だから、来年度もし同じように実践するのであれば
4月からもう、一週間に1枚にしようか…

しかし、
私はこの「毎日、1日1枚書いて蓄積していく」期
必要だったのではないか、と思います。

生活けテぶれをスタートしたばかりの段階では、
+、-、→の観点ごとにある程度のサイズの枠を設けて
それぞれの観点で詳しく書く、ということを
経ることは必要なのではないか…
これがなければ、いきなり狭い枠しかなければ、
長い文章で分析することも、
それによって分析が深まることも味わうことなく、
表面的な分析ばかり繰り返してしまうのではないか。
そうも思うのです。

なので、迷うところですが
次年度もし継続するなら、
やはり1日1枚で始めるかなぁ。


次に、夏休みから前期いっぱいまで。

一週間に1枚に

毎日書く生活けテぶれシートを
出したり出さなかったり(出せなかったり)する子にとって、
日々の蓄積と一週間振り返りがドッキングしているというのが
とても大きなメリットになっています。

ウチのクラス、物の管理が不得手な子が多いので
1枚で集中管理できるのは、強いのです。
そして、1枚のシートになったことによって
日々の蓄積と一週間の振り返りの接続を
より意識的にできるようにもなったのです。

ただ、やってみて感じたのは
「Kの枠、ちっちゃ!」
これをつくった当時の私は、
Kの存在意義がよく分かっていなかったのです。
(それに気づかせてもらったのがQNKS入門講座)


そこで、Kの枠をガッツリとったのが次の段階

Kって大事やん

K1から、せめてK2に行ってほしい
(行かなきゃダメではない)
という願いを込めて、
K1→K2の枠をしっかりとるスタイルに変えました。

じゃあSはというと、
裏面の半分にSの枠をとっています。
これは、Sは「書く」でも「話す」でも良しとしたので、
書くのであれば裏面に、話すのであれば裏は何もなくていいから
「話す」でアウトプットを、ということにしました。
この形は、今のところなかなかしっくり来ています。


しかし、現在は
さらに変化を遂げています。
変化と言うか、大枠は変わっていないのですが
ここに「心マトリクス図」を加えてある、と言うところです。

そういや、
生活けテぶれシートを一週間で1枚にした辺りから
心マトリクス図入ってないやーん!
ということに、使い始めてから気づきました。
すいません、入れようと思っていたのに、忘れてただけです。
入れてなくても、心マト用語
「イキイキ」「ドロドロ」など使っている子は
たくさん居たのですが、どの子にも意識してもらうには
やはり入れておきたい。
(入れておいても心マト使わない子はいますが、それももちろんアリで)

これが最新版
裏面にS


ということで、
実践開始から8ヶ月、こんな変遷をたどっています。

つまりけテぶれ実践・葛原実践には
「これをやっておけばよい」などという
絶対解があるわけではありません。
目の前の子どもたちをよく見て、
彼らの実態によって可変的に調整していけるのが
この葛原実践の強みであると思っています。

そして教師に求められるのが、
その調整を適宜図ることができる「チューニング力」

これからも、
「このシートの形が完璧」ではなくて
あくまで手段であるこのシートを柔軟に変容させながら
実践を進めていきたいと思います。





そんな生活けテぶれの記事を書いていた最中、
「生活けテぶれ」に関する新著の情報が!

「けテぶれ宿題革命」でけテぶれ実践に出会い、
「けテぶれ授業革命」で変革に挑戦し、
「けテぶれ学級革命」で語られるであろう生活けテぶれが
今の柱になっている。

読むのが楽しみです!

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