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#けテぶれFC で切磋琢磨②(5月第1~2週)【けテぶれ伴走企画】
小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。
現在、けテぶれFCという
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。
けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。
今後1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたいと思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)
もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。
そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しが持てたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。
それでは今回は、
「5月第1~2週」の振り返りです!
どうぞ!
「5月第1~2週」の振り返り
1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)
・けテぶれ×ポケモンのスライドで、けテぶれを再定義。「あー、そういうことか」と落ちた子も何人かいた模様。
・「GW開け、ドロドロだよねー。先生もいつもよりドロドロだなー。でも、そういう時もあるよね。」と話すと、子どもたちも「確かに―!」「あるある!」という反応だった。ドロドロやモヤモヤもあっていいし、必要な感情だということが、以前よりも浸透してきた。
2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)
・心マトリクスのドロドロやモヤモヤである自分と向き合える記述が増えた。ある子が一週間の振り返りで「先生、友だちとケンカしたことについても、書いていいですか?」と聞いていたので、全体に聞こえるように価値づけた。「自分の、一見マイナスの感情に向き合えるのは素敵なことなんだよ。」「目を背けたくなるのが普通なのに、かっこいい!」その子は、ケンカの要因を自分なりに分析し、これからどうしていきたいのかを記述していた。
3 子どもの実態
・学級全体としては話を聴こうとする児童が増えた印象。一筆箋や学級だよりでのフィードバックや語りを繰り返し、生活指導では叱責でなく心マトリクスを言語とした語りで伝える。その積み重ねによるものと思われる。
・漢字テストの上限解放(熟語1つにつき加点10点)は、子どもたちの漢字練習の意欲を高めている。加点を目指し、熟語をけテぶれで練習してくる姿がちらほら見られる。
https://note.com/k_shota/n/nb9751533ed30
(一部割愛)
4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)
・けテぶれ×ポケモンスライド
・けテぶれ漢字練習の事例ノート→けテぶれは、宿題などで自主的に取り組む子がちらほら。その良さを感じている子が居る一方、分析の価値や、練習こそが本番であることなど、受け取れていない児童も多いので、繰り返しのフィードバックが必要。
・☆集めシステムはモチベーションにしている子も多いので有効であると感じる。
・単元テストと漢字ミニテストで、テスト分析シート(ひるねさん作)でテストの大分析。分析自体は有効だが、分析シートを他のシートと同じファイルに綴じているので、テストの度に外させて提出させるのが煩瑣。テスト分析シートだけでも、他のクリアファイルなどに入れると良いかも。
5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)
・一週間の振り返りをQNKSシートで行っている。それなりの量のSを書ける子も増えてきたが、一方でQNKSを作文に生かし切れていない子もまだまだ多い。というのも、Nが不十分のままKやSに行く子が多く、結果的にSの量が乏しかったり深まりが見られなかったりする(本人もそれでいいと思っている)。まずは大量にNすることが第一歩であることを伝えてはいるが、今後も継続して伝え続ける必要がある。
・また一週間の振り返りで、その週の良い面や良くなかった面と向き合える記述は増えてきたが、「じゃあ次週にどう繋げるか」の視点を持たせられていなかった。QNKSはサイクルであり、次の週との接続の視点も与えて、今後は記述させたい。
・井上先生の、テストを受けながら自信度に応じて「◎・〇・△」を付けていく実践を、導入したものの徹底できていない。導入しっぱなしで継続できないところが私の課題である。ただ、言わなくても自発的にやっている子が居たので、その子は価値づけた。
https://twitter.com/tack517/status/1783448847030837398
6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)
・良い分析などのフィードバックがまだ不十分。学級通信に載せたりはしているが、もっと細かなフィードバックをした方が効果が高いように思われる。が、忙しさにかまけて後回しになっている。
(一部割愛)
こんな感じです。
書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。
子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。
来週の「け」(計画)
・算数の単元内自由進度学習を導入予定
→初めなので、この学び方の意義や、やり方を丁寧に導入
→単元内自由進度学習にけテぶれやQNKSを位置づけ、
「これもけテぶれか!」「QNKSか!」と
子どもたちの認識を広げたい。
・社会科でも、QNKSを導入予定。
まずは全員で一緒に進めていく。
→Nは全員で抜き出す体験を。
→語り「Kは自分に向けて、スラスラ説明できるように」
「Sは友達に向けて説明できるように。」
・語り「QNKSは筆算のようなもの。使わなくても答えは出るが、
使うと答えが出しやすいよね。」(byひるねさん)
それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC