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【肺の形】半円錐形の「尖」と「底」
肺は、胸郭内、縦隔の両側に位置する呼吸器官です。
この肺の形をしっかりとイメージすることができるでしょうか。
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肺の形は、半円錐形です。
イメージとしては、円錐形のものを縦に半分に切って、右肺と左肺に分けたような感じです。
半円錐形ですから、上はとんがってて、下は平らな面になっています。
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上のとんがっている部分を肺尖、下の平らな部分を肺の底と書いて肺底と言います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93908798/picture_pc_fc916c1112eb81b44e1ee3d4f375c59e.png?width=1200)
肺底は、ちょうど横隔膜の上にあります。
肺は横隔膜の上に乗っかっているように位置しているんですね。
一方、上の方の肺尖は、なんと第一肋骨よりも上方へ突出しています。
胸郭をとびでてしまっているんですね。
このように肺尖部が第一肋骨よりも上方へ突出し、胸郭から上へ跳び出ていしまっていることは、鎖骨下静脈に中心静脈カテーテルを入れる手技の際に、合併症である気胸を防ぐという観点から重要な解剖学的知識になります。
第一肋骨よりも上方へ突出した肺尖部は、鎖骨下静脈のすぐ近くにあるのです。
しっかりとイメージを持っておきましょう。
以上、肺の形についての解説でした。
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