ICT研修 クラウド型授業・学習アプリ活用のススメ〜授業も研修も導入が大切なんやで〜
今回はICT研修の一部として、30分程度の時間をもらいました。最近30分研修多いな・・・短い時間で伝える方法をまとめました。
学校ICT環境について
生徒は一人一台iPad(第6世代)を使用(貸与)
授業アプリはロイロノートをベースとして使用
教員は校務用WindowsPCを使用
生徒教員全員にOffice365のアカウントが配布されています。
私はiPad無印+MacBookAir M1+ポケットWi-Fi+AnyCast(Wi-Fi投影)
教室には据え置きの短焦点スクリーンとプロジェクター
研修内容
・めあてと研修の趣旨
「一人一台端末研修」の実践パートとしての研修だったので、クラウド型授業のメリットなども含め伝えました。
めあてを
「共有ノートを使ってみるモチベーションを作る」
として、一人一台のPC・iPadを持参してもらいました。ここでよくある「ログインできない問題」を防ぐために、職朝連絡で事前にログインしておくことを伝えた上で、いつでもIDとパスを提示できる準備をしておきます。当たり前ですが「全員がスタート地点に立つ」ことが大切です。ここで座席も工夫しましょう。苦手な先生の近くにできる人を配置して「何かあったら助けてあげて」と伝えておきます。もうええわ!とならないように配慮しておくと、置いてけぼり感は感じません。
今回はクラウド型授業のメリットはもちろん、ロイロノートの活用の基本を再確認することも意識しました。実際の流れとして、スライドを早速動かして考え方から説明し出すことが多いと思いますが…今の環境ですぐ再現できること、やってみよう感に繋がる仕掛けを作ります。
「あら便利!」「確かにこれだけならできるな」を感じてもらうことを大切にしました。
・研修の流れ〜導入が大切なんやで〜
はじめに、この研修は「ロイロノートの共有ノート」研修です。他のアプリを使用している学校でも、置き換えて考えることができると思います。
まずは紙で「氏名」「昨日の晩御飯」「最近の悩み」を書いてもらいます。配布は私がして、書き終わるまで3分待ちます。全員が書けたか声かけをして確認したのち、後ろの人に回収して前に持ってきてもらいます。集めたら、「ではこれを後で確認してコメント書いて、次の研修でお返事しつつ返却しますね」と伝えます。
そうです。まさにICT機器を使わなければ、先生はみんなこの作業をしているんです。当たり前のように使っている先生は、もうこの作業には戻れないでしょう。私は絶対嫌です。笑
全く同じことを通常のノートで進めてみます。質問を書いたカードを作成し配布。提出箱を5分で設定し、答えが揃ったかどうか手元の端末で見ながら解答を共有し、コメントしながら返していきます。
「手書きじゃないと!」という先生もいます。そんな先生のために、プリントを配布してスキャンさせて提出、質問カードに書き込ませて提出などさまざまな方法があることも伝えます。
「これは便利だな」「これならできる」感が大切です。
ここからスライドを使って説明しました。ここからはよくある説明です。
導入で興味づけできれば、あとは途中で雑談(自分の教科でどう使ってるか1分で紹介してください、これは自分の授業で使えますかなど)してもらいながら、最後まで進めれば満足してもらえます。
スライドはCanvaで作成していますので、閲覧リンクを載せておきます。
よければご活用ください!