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さまんさもなんか書くわ

「ハリトヒト。」をはじめたのは、いくつか理由があるんだけど。
そのなかのひとつに「自分の言葉よりも先輩方の言葉のほうが、ずっと重みもあるし、説得力もあるから、それをたくさん集める活動をしよう。そのほうが、自分も読みたいものが読めるぞ!」という気持ちがあって。
「世の中だって、鍼灸師として経歴の浅いおれの言葉より、何年も鍼灸師をされている先輩方の言葉のほうが聞きたいでしょ」っていうね、「医療者」として、なんか卑屈で自信のないところからの出発。

尊敬する人たちの言葉を集めて、読みやすくして、世の中に出すという活動は、ほんとに楽しい。
「ウヒョー!勉強になるぅぅぅ!」という感動の嵐で、「やってよかった。嬉しい。もっと読みたい」と思いながら、毎日作業をしています。

でも、ずっとどこかでひっかかってる部分があって。

先生方の言葉はすごく重くて、ためになる。
それを通じて、鍼灸の素晴らしさを伝えられて、すごく幸せ。

でも、おれはおれ自身の言葉を、どこかに置いてきちゃったんだなっていう感覚。

おれが患者さんとの関わりの中で感じた喜び、生徒さんたちができなかったエクササイズができるようになって誰かに自慢したい気持ち、勉強会に行って得た学び、何かを読んだ感想、美味しかった食べ物のこと、観て感動したエンタテインメントのお話。
毎日毎日たくさんあるのに、Twitterに凝縮してコソコソっと書くばかり。
長い文章でアウトプットをせずに来てしまった。

ピラティスのインストラクターとして活動してたときは「ピラティスを通じてこんな楽しいことがあったよ!」って、たくさんたくさんブログを書いていたのに、鍼灸という医療の看板を背負ってから、「医療者として書かなきゃいけない」みたいな変なしがらみを感じて、書けなくなっていたことに気付いた。

おれはたぶん「鍼灸師なんだから不摂生するな」とか「2年目のくせに生意気だ」とか言われるのがとても怖くて、書くことから逃げていたんだけど、まぁ、そんなことは気にせずに、自分の書きたいことは書いていきたいな、と最近思っていて。
先日、知り合いの鍼灸師の安東 由仁(あんどう ゆに)先生に、その背中を押してもらいました。

おれは、ピラティスと鍼灸を、勉強して、身につけて、伝えて、クライアントの方々に施すことを仕事としています。
そして、その知識を自分のために使って生きています。

そうやって生きてる人が、どんな人生を送っているのか、とりあえず書いていこうと思います。

ひとりごとだけど、読んでくれたらうれしい。

※ 写真は関係ありません(ニャー)

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