写真は、新しい見方を映し出す鏡だ。
先日、オンラインコミュニティで知り合った方に撮影をしてもらうことになった。
今回のヘッダー写真は、その撮影場所でみた空である。まだ明るい時間帯から、夜まで撮影していただいた。
撮影が夜になった理由としては、今回水面下で進んでいるプロジェクトの企画が私の暗い一面に焦点を当てる内容だったからかもしれない。三脚で撮られるのは非常に緊張した。
写真は非常に難しい。女性はプリクラや自撮りなどをよくする生き物であるが、一番かわいい角度や表情を研究している人も多いと思うが、私は未だに自分の表情のコントロールができない。成人式の振袖や卒業式の袴の前撮りでも、笑う顔が恥ずかしくて見るに耐えなかった。
自撮りはさておき、カメラで撮られる時は自分の顔が見えないのだ。あとで自分だけ顔が微妙でも、集合写真等で誰かに撮ってもらっていたら「あ〜オッケーです、、、ありがとうございます、、、!」と言ってしまうだろう。
写真は、写る人と撮る人がいる。写るのはもちろん人じゃなくても、物でもいい。スマートフォンが普及してから、食べ物の写真を撮る人が増えた時は不思議だった。誰もガラケーの時は撮っていなかったじゃないか。私もそうだが。
撮る側として、スマートフォンでもカメラでもよく撮ってしまう。一番いい写真を納めるためには何枚も撮ってしまう。スマートフォンにはFoodieと言った美味しいものを撮る専門フィルターまである。真上から撮ったもの、寄りで撮ったものなど様々である。食べ物によって最適な角度が違う気がする。
社会人になって、親が使っていたカメラを譲り受けた。スマートフォンがあるからもう一眼とかいらないと思っていたが、カメラで撮るのは非常に面白い。やはり実際に撮ってみると素人でも違いがわかる。構図や距離、ピントなどを考える。まだオートモードで撮っている初心者なので多くを語るのはやめておこう。
撮るのも撮られるのも研究が必要である。だが、より最適解を探すという点で面白い趣味だと思う。いずれは自分も星空や絶景を撮る旅に出てみたい。様々な瞬間をしっかり納めることができればより旅の楽しさも倍増するに違いない。
何より、世界の美しい見え方、見せ方を考えることができるという技術を身につけるのはとても素晴らしい技術だと思う。