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旅のエッセイ本まとめ(国内)

「旅の本」を読むのが好きだ。
旅の前はまだ見ぬ地を想像して、旅の後は思い出と共に楽しむことができる。
旅の最中にその街が書かれている本を読むのもいいし、次に行く場所を決めるために違う街の本を読んでもいい。

本当は気の向くままに旅に出たいけどそうはいかないので、
そんな旅欲を満たすのに旅のエッセイを読むのがいい。

日本国内となるとそれほど旅のエッセイ本は多くないので、本屋で見かけたら手に取るようにしてる。
好きな日本の旅のエッセイ本をいくつか紹介します。


旅のつばくろ(沢木耕太郎)

JR東日本の車内誌「トランヴェール」で連載されていたエッセイの総集編。このエッセイを読むのが新幹線に乗った際の楽しみの一つだった。
旅先は非日常ではあるけれど、日常と変わらず淡々と自分でいる旅での良いのだと肯定してもらえているような気にさせてくれます。

おすすめの旅先:花巻(岩手県)

飛び立つ季節ー旅のつばくろ(沢木耕太郎)

沢木さんのエッセイは昔と今が旅先で交差する感じが好きだ。自分が行ったことのある街だったりすると昔と今の沢木さんと自分の経験とが組み合わせってさらに特別な街のように思える。

どこでもいいからどこかへ行きたい(pha)

まず題名がいい。すごく分かる。どこでもいいからどこかに行きたくなるのだ。知らない街でそこの人みたいな顔して住宅街やらスーパーやら行くのが好きだし、時間がかかる移動や高速バスも好きだ。ただ名物は食べたいし、そこでしかない景色は見たいからそこは著者と違うなと思う部分ではある。

47都道府県 女ひとりで行ってみよう(益田ミリ)

ゆる~く全国旅してる感じが肩を張らずに読めていい。それなりに有名どころも抑えつつ、食べたい物を食べて行きたいところに行ける旅は楽しい。
使ったお金を書いてくれてるのが旅の参考になってありがたい。(真似してみると使ったお金をメモするのは結構面倒)

おすすめの旅先:新潟市(新潟県)

ちょっとそこまで旅してみよう(益田ミリ)

一人で行く旅も楽しいけど、誰かと行く旅も楽しいよねと改めて感じるエッセイ。旅先で美味しい物を食べたことを誰かと共有できるのはとても尊い。

おすすめの旅先:深大寺(東京)【東京 深大寺】

貧困旅行記(つげ義春)

昭和40〜50年代の日本を知ることができる旅エッセイで、本人が撮影した街の写真もいい。寂れた温泉街、田舎街など今見るととても新鮮。
今よりも移動が大変だった時代の旅はより非日常を感じられそうで、それはそれで羨ましくもある。

おすすめの旅先:湯宿温泉(群馬県)【上州湯宿温泉の旅】

汽車旅の酒 (吉田健一)

「旅の道連れは金に限るという話」という身も蓋もない話もあって美化しない旅が好きな人には共感できると思う。

おすすめの旅先:金沢(石川県)

最近は本を読むこともだいぶ減ってしまったけど、昔読んだ本を読み返したり、新しい本を発掘したりしながら追加していきたいですね。

おすすめの日本の旅のエッセイ本があれば紹介してもらえると嬉しいです。

#読書感想文

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