阿蘇の春を行く。―押戸石の丘の野焼き
※特別に許可を得て撮影させていただいております。
南小国町ではまだまだ肌寒い日が残る3月、各地域で「野焼き」が行われます。
一般的に「野焼き」とは「野外で植生を焼却すること」を言いますが、「野焼き」は阿蘇の春の風物詩として挙げられます。
今回は、その春の風物詩をダイジェストでお届けします。
阿蘇では「野焼き」が1000年という単位で人々の営為として行われてきました。
この日は連日の晴天と、空気の乾燥、風の強さもあり、見晴らしの良い押戸石の丘周辺は、火の回りもよくあっという間に燃えていきました。
ちなみに、今回の舞台である押戸石の丘は、こちらの記事でも触れているTOP画像の撮影地でもあります。
これだけの規模で行うので、もちろん危険と隣り合わせ。
実際に現場にいると、炎との距離が離れていても結構な熱さを感じます。
というわけで、阿蘇の野焼きをダイジェストでお送りいたしました。
文化として続いている野焼きですが、高齢化や人口減少等を理由に、担い手不足も問題として挙げられます。
そこで、ボランティアとして一般の方も野焼きに参加することが可能となっています。
詳細は、公益財団法人 阿蘇グリーンストックのHPに野焼き支援ボランティアの情報がございますので、こちらをご確認ください。
ちなみに、候補に挙がってボツになったタイトルは
「阿蘇の熱い春 ~温泉地だけに…Hot Spring…ってコト!?~」
でした。