#864 SHE SAID
ようやく今年初映画。
あれこれと観たいものがある中で、選んだ映画。
正直、知識がそこまでない状態での鑑賞。
とても考えさせられる内容だった。
終始衝撃で、ノンフィクションということにゾッとした。
真実を記事にすることにここまで命がけで、恐怖の上にある勇気と努力によって、ようやく、ようやく記事になり、社会が動いたことに、違和感があっても声を上げることの難しさを感じた。
男女や権力によるパワーによってねじ伏せられ、一方的に攻撃され、人生そのものやキャリアにストップをかけられ将来を奪う。そんなことはあってはならない。
それでも、実際に起こっている。人間として対等に見ていないということだよね。
この映画だけを観て、あれこれ判断することが合っているのかと言われると分からない。それでもわたしは、記事一つの重みをとても感じ、声を上げて世界に訴える記事を書き上げた彼女たちの凄さにグッときた。
この記事が発行されたからこそ、社会がこの違和感に声を上げ始めた。映画になってわたしも知る機会を得た。
きっかけを作り出した彼女たちと証言者たちに感謝して。
差別や人権ということにピックアップされた映画を観て、自分の仕事とも重なった。
大人という権力を振りかざして、子どもを従わせようとしていないだろうか。
ある意味同じことだよね。
自らを正当化し、不適切保育という名の弱き者への攻撃。ゾッとする。
一人の人間として対等にあるべきだし、将来を奪うなんてことがあってはならない。
それでも、だからといって「保育士」という職業一括りにに不適切レッテルを貼ることもまた違う。
ムズカシイ。
どんなことだろうと、違和感を感じたら考え、声を上げ、意見を言うことができる社会であってほしい。それでも、声を上げる以上は真っ向から向き合う覚悟が必要だとも思う。