本末転倒せずに、自分らしく生きるコツ
昨日、小我と大我について書きました。
ざっくりいうと、人の本質は大我で、小我は解釈に基づく幻想のようなもの。
だから、「本末(もとすえ)」で言うと、大我が本、小我は末、本末転倒しないようにしよう、という内容でした。
昨日の記事は備忘メモ的で、様々な前提を端折って書いたので、わかりにくかったと思います。そのうちもう少し読みやすく書き直したいと思います。
というのも内容的には、先月、3月に感じた内面の変化の核に近い気もするし、これから後半生の軸になる考えのような気もするからです。
さて、この話を出した理由は、今日は自分らしさについて書きたかったからです。
例えば、突然ですが、自分らしく生きよう、と思うとき、
多くがぶつかるのは、「何が自分らしいかわからない」ということです。
自分らしく生きよう、と思った当初はわかってたはずが、だんだんわからなくなるのです。
例えば、
「自分は対人支援が天職だと感じる。それが自分らしさだ。
よし、その活動を始める準備をしよう」と思い立ちます。
その話を会社の友人や家族にしますが、あまり色よい返事がありません。
ガッカリしたり、イライラしたりします。
「あぁ、そう言えばこれまで、自分がやりたかったことってあまりうまくいかなかったなぁ・・」と、不安にもなってきます。
「対人支援が天職どころか、たったいま自分が支援してほしいわ・・」
こんな風に優柔不断でコミットできない自分が、本当の自分のように思えてきます。
よくありませんか?こういうこと。
何かを決めたら反対の気持ちが湧いてくる。
でも大丈夫。
これはあなただけではありません。
天職を見つけた自分も自分。
うまくいくかどうか不安を感じる自分も自分。
「自分」と言う時、2つの自分がいるのです。
それが、大我と小我です。
どちらも自分らしさと言えば自分らしさ。
しかし、大我が本質、小我はある種の幻想。
そして、基本的に大我と小我は正反対のベクトルです。
だから、天職を見つけたけど、いざ進むのに不安を感じるのは自然なこと。
不安に足がすくみつつ、同時に進みたいと思うのも自然なこと。
矛盾を抱えていてそれでいい。
その上で、どちらがより本質なのか、大我を見極めてそれを選ぶ。
そうすれば幻想である小我は時間差で消えていく。
そんな風にして、大我が少し太り、小我は痩せていく。
この繰り返しで本質へと近づいていくのでしょう。
本来の自分らしさへと近づいていくのでしょう。
これからの新時代、
あなたも自分らしく生きませんか。