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PDメリハリウォーキング 第5話

皆さんこんにちは。PD Cafeの理学療法士の小川です。3日に1回記事をアップしようと心かけていましたが4話からだいぶ経ってしまいました><

6月17日出版予定の「パーキンソン病と診断されたら最初に読む運動の本」の執筆活動に励んでいました!

この本では、パーキンソン病の方にやって欲しいなって思う運動を60個ほど載せています。全て写真付き、全て説明付きです。パーキンソン病の運動の教科書になればいいなって思っていたり。

鍼灸治療院にパーキンソン病のヤール1-2の軽度の方が行かれる場合は結構多いので、今後鍼灸治療院にこの本があって軽度のうちに運動に触れる機会が出来るといいなと思っています。ぜひ取り扱ってもいいよっていう鍼灸治療院がありましたらお声掛け下さい!

さて、前回は運動の前に大事なことというテーマでお話をしました。まだ見ていない方はこちらから。

この話では、運動の前に今の状況を把握するために、自撮りをお勧めしています。ご家族の方が最初に本人へ出来る最高のサポートです。この自撮りをもとに主治医との診察に臨むと治療の選択もとてもスムーズになります。

実際に、自撮りをお勧めしている方が診察の際に歩きの動画を見せたところ
「診察室以外の歩きの様子を観れるのはとても嬉しいのでありがとうございます」と言われたとのこと。ぜひやって下さいね♫

今日は、
「まずは一緒に散歩しよう」というテーマでお話しして行きます。

私のところにパーソナルトレーニングで来られる方に初回に聞いているのは
「運動をしていますか?」という質問です。

大体の方は、散歩をしています!と言うのですが、よくよく聞いてみると30分、1万歩と言う形で数字にとてもこだわって行なっています。大事なことは
✔️ どんな姿勢で歩いているのか
✔️ 歩く速さはどのくらいか
✔️ 歩く大きさはどのくらいか
と言うところです。

どういうことか。
例えば、猫背の姿勢でゆっくり小さく30分または1万歩歩いていてもあまり意味はありません。疲れるだけです。

猫背の姿勢だと
・腹筋をあまり使わない歩き
・歩きに必要なお尻の筋肉をあまり使わない歩き
になっています。

ゆっくり小さくだと
本人は大きく早く歩いているつもりだけども、実際はゆっくり小さくなっている場合が多いです。その状態だと、歩きで必要な関節の可動範囲はどんどん狭くなってしまいましう。そうするとさらに小さくゆっくりとした歩きの動作になってしまいます。

と言うことで、第4話でお話しした話がここで繋がってくるのですが、自撮りをしてもらってどんな状態で歩いているのかの把握をすることはとても大事になってきます。

では、どんな散歩をしたらいいのか?

それは
「PDメリハリウォーキング」をお勧めします。

PDメリハリウォーキングとは、その名の通りメリハリをつけた歩きです。

図を見て下さい。普通のウォーキングは何も意識せずに同じような方法で歩き続けます。しかし、メリハリウォーキングでは、普通の歩きに加えて早歩きをして見たり、とっても大きく大股で歩いて見たりします。

そのような形でメリハリをつけることが大事になってきます。

散歩は量より質です。

実際にこちらのPDメリハリウォーキングをやってくれた方は、当初体力も落ちていましたし、とても小さくゆっくり歩いていて、まさにパーキンソン病の特徴的な歩きでした。このPDメリハリウォーキングを1ヶ月間しっかりやってもらったらなんと、良くなって来ました。やはり量より質なんだなと思います。

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早歩きの際にはスマホのアプリでメトロノームもしくはyoutubeで検索するとあるのでそちらを流しながら早歩きすると良いです。大股歩きの際も音での刺激を流してあげるとスムーズに行く場合が多いのでぜひ試しにやって見て下さい。

大股歩き用のリズムは100bpm以下がオススメです!

早歩きようのリズムは120bpmからスタートして160bpmくらいまで早く出来ると良いです。最初は大変なので少しずつ早くして下さい。

以上です!次回のお話は2021年4月11日に行われたメドトロニック社主催の世界パーキンソン病デイ 市民公開講座で行なった運動について説明します!お楽しみに♫

PD Cafeでは、様々な活動を通してパーキンソン病の方の運動継続をサポートしています。

・東京都世田谷では対面でのパーソナルトレーニング
・遠方の方へはオンラインパーソナルトレーニング
・日々運動を動画でしたい!と言う方はオンラインサロンPD Cafe Online

と、様々な活動をしていますので運動に実際にご家族の方の体に合った運動を知りたい!と言う方は一度メールでご相談くださいね♫下記のお問い合わせからご連絡ください。

PD Cafe
小川順也

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