維持は継続性、改善は集中性
みなさんこんにちは。PD Cafeの小川順也です。
私はパーキンソン病の方のための運動継続プログラムであるPD Cafe Onlineやパーキンソン病専門のリハビリジムであるPD Gymを運営しています。
2015年まで国立精神・神経医療研究センター病院に理学療法士として勤め多くのパーキンソン病の方を観てきました。医療保険や介護保険では運動が続けられず制度の隙間に落ちてしまっている方がたくさんいると言うことに気づき2015年に病院を辞めてパーキンソン病の方々の運動継続をサポートする仕事を始めました。
そんなこんなで10年パーキンソン病の方をみてきました。理学療法士として日本で一番パーキンソン病の方と出会っているのではないかと思っています。
今日は、
「維持は継続性、改善は集中性」と言うテーマで話します。
パーキンソン病は薬物療法と同様に運動がとても大事です。
私が病院で勤めている時の上司である故村田美穂先生はいつも
「薬と運動は自転車の両輪です。どっちかだけでは駄目で両方ともしっかりと回すことが大事」
と言っていました。まさにそうだと思います。
病院では、LSVT BIGをはじめとする入院プログラムがあって1ヶ月間みっちりリハビリをしてくれる病院もあります。
そうです。改善には集中性が大事ということが言われています。
そして、維持には継続性が大事です。
薬と運動の両輪と同じくらい
継続性と集中性がとても大事だと考えています。
1年に1回集中的に運動を頑張って、あとは維持するために継続していく。
今の日本のシステムには継続性が欠けています。なんなら、集中性も欠けています。どこの病院でも出来るわけではないし、入院しなければいけないと言うハードルもあります。
私たちは、
「継続性と集中性」をオンラインサービスで解決しようと考えています。
2020年から始めたPD Cafe Onlineと言うオンラインサービス。
https://lounge.dmm.com/detail/2225/
こちらは月額3300円で理学療法士やヨガインストラクターなどの専門家の動画配信が見放題です。毎月50本程度配信しています。
PD Gymでグループトレーニングを受けていた人はびっくりする価格です。PD Gymでのグループトレーニングは1回あたり3500円でした。このオンラインサービスは月額3300円で見放題。
3300円にしたのは、継続して欲しいと強く願っているからです。
一人で運動を続けるのは難しいし、訪問リハビリや通所リハビリに言っていても週1回程度です。週に3日以上は定期的な運動をやって欲しいと言うのが私たちの思いです。
そして、動画配信だけではなくオンラインサロンという形でDMMオンラインサロンのSNSを使っているのは、繋がりが大事だからです。
動画配信だと一方通行になってしまい、続かないです。SNSを通して仲間がいるんだ、みんな運動やっているんだということを感じながらだと運動は続けやすいです。
継続性はPD Cafe Onlineの日々の配信で作れました。
次は集中性です。今まではPD Gymで3人一組またはマンツーマンでの週3回以上1ヶ月間のトレーニングをやっていました。
オンラインサービスを開始して、今までやって来たことをオンラインでも出来るのでは?出来るのであれば全国のパーキンソン病の方へ届けられるそう感じています。
現在、オンラインでの集中トレーニングは開発中です。この進捗はPD Cafe Onlineの中で皆さんにもお伝えしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみにしてください♫
パーキンソン病の運動について大事なのは
「継続性と集中性の両輪」
という話でした。
PD Cafe
小川順也