【感想】Netflix『新聞記者』
先日、ネットフリックスで公開された『新聞記者』。
映画版鑑賞済みで、作品ファンの1人としては情報公開された時から、絶対観なきゃ!と思っていた。
真実を追求し続ける新聞記者が政府が起こした自殺者をも出してしまった公文書改竄事件の真相を追う。報道側、政権側、市井の人々。それぞれの正義が鬩ぎ合う中、葬られた事件の真相に迫っていくー。
(引用:Filmarks)
実在する記者の本が原作となっていることから、映画もかなり史実に基づいていると感じたが、ドラマ版ではより深堀して制作されていた。
豪華な出演者たちの演技合戦も見もの。
私は若手俳優にとっても偏見があるので、(ごめんなさい)このベテランの方々の中でも存在感がある大学生役のお2人。日本の若手俳優捨てたもんじゃないと感じた。
とにかく映像は暗く重たい。
こんなことが本当に日本で行われていると断言はできないが、題材となり得る事件が起こってしまったことは本当に悲しい。
官僚と呼ばれる方たちにも家族があり、同じ人間である。
私たちと同じように家族がいて、家族を守り愛する姿に涙が流れる。
「汚職」や「忖度」。なぜ日本はこんなことになってしまっているのだろう。
そう感じずにはいられない。
政治に関心を持つ一因として見るのも面白いと思う。
映画にはいなかったキャラクターが横浜流星さん演じる大学生だ。
同じ新聞配達のバイトの女の子と共に、ドラマにとてもよいスパイスを加えている。
「あの2人は今の私だ」と思わせてくれた。
政治に興味がなくどこか他人ごとだったり、ネットの情報に踊らされることだったり。
バイト先のシーンは日常の1コマを切り取ったようで、微笑ましくもあった。
政治って自分ごととして考えないとどうも難しい。
まずは新聞を読もう。(読む新聞も重要かもしれないが)
読んだら自分で考える。
映画の中の大学生みたいに「このニュースについてどう思う?」って友人と話せるようになれたらいいな。
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