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自己実現も家族の絆も!! ~家族に嫌われないライフロール活用法~

Vision

この記事を読んであなたが変わる姿


Take homeメッセージ(スクショ歓迎)

長い記事を読むのが苦手。時間がない。
そんな方に向けて、
最初にこれだけは持って帰って欲しい
という内容をまとめています。
スクショ歓迎なのでぜひ持って帰って実践してみてください。

ライフキャリアレインボー(https://careerconsultant-study.com/super-life-career-rainbow/)
ライフロールウエイトワークシート

はじめに

いつも読んでいただきありがとうございます。
みなさん自分のやりたいことに向けてアクションを取れていますか?
自己実現優先で、育児をサボって妻に怒られる。。
友人から付き合いが悪くなったと文句を言われる。。
こんな風に自分以外のことで
気が引けちゃうシーンありませんか?
私はあります。

なので、
やりたいことは事前に
このくらいのウエイトでやろうと
決めているんです。
今回は、
こんな人生における役割についてお話しし、
自分なりに納得してやりたいことに集中できる
お守り
を手に入れていただきたいと思います。

ライフロールについて

みなさんライフロールって言葉を知っていますか?
知らない人は多いと思います。
そして、知らずに人生を終える人
5割以上いるんだと思います。
今回はこのライフロールの考え方を
みなさんに手に入れてもらいたいと思います。

実は、
みなさんは日々何気なく生きていると思いますが、
色んな役割を持っているんです。

例えば私の場合、
妻と2人の子供がいるので、
妻の配偶者としての役割、
そして、子供たちのの役割、
そんな家族を養うための労働者としての役割、
こんな色々な役割を複数持っています。
この役割はみなさん全員が持っていて
役割についてまとめた人がいるんです。
その人がアメリカの経営学者、
キャリア研究者であるドナルド・E・スーパーさん
です。
スーパーさんは「キャリア発達理論」
という理論を提唱し、その中で
ライフロールという考え方を発表しました。
ライフロールの説明は、以下のようになります。

人生の役割ライフロールと呼び、ライフロールは以下の9役割で構成されます。
子ども:親との関係における自身、親に対して費やしている時間のこと。
学生:学ぶ立場にあること。小・中・高校・大学のほか、働きながら学ぶ場合なども入る
余暇人:趣味やスポーツなど、好きなことに費やす時間のこと
市民:地域活動など地域貢献の役割。社会を構成する一員として、社会貢献する時間のこと。スーパーは、特に無給のボランティアをする役割としている
労働者:仕事を行う立場にあること。アルバイトなどの非正規雇用も含む
配偶者:妻・夫
家庭人(ホームメイカー):親元を離れたときから始まる立場で、家事全般や日曜大工などの家庭に関することに費やす時間のこと

年金生活者

これらの役割を演じる舞台に『家、地域、学校、職場、施設』などがあり、人はそれぞれ数個の役割をいくつかの舞台で演じていると考えます。

キャリコンスタディ参照(https://careerconsultant-study.com/super-life-career-rainbow/)

ただ人によって、そして、
時期によってこの役割は変化していきますよね。
私の場合、
7年前は子供が産まれていなかったので先ほど出てきた親の役割はゼロでした。
ただ時が進み、
子供が生まれることで親の役割が増えました。
このように同じ人であっても、
時とともに役割は変化していくんです。
こんな変化について、
スーパーさんはライフキャリアレインボー
という考え方を発表しています。

このライフキャリアレインボーは
ライフステージとライフロールを2次元で捉え、
図にしたもので、ライフステージごとに
ライフロールが変化
していくことを示しています。

ライフキャリアレインボー(https://careerconsultant-study.com/super-life-career-rainbow/)

ちなみにライフステージの詳しい説明は下記になります。

人生の時間軸ライフステージ(ライフスパン)と呼び、スーパーの理論における発達段階になります。
ライフ・ステージは「成長」、「探索」、「確立」、「維持」、「下降(解放)」5段階で構成されます。
第一期:成長段階(0歳から 14 歳)
身体的発達、自己概念の形成を主とし、自己の興味、関心や能力に関する探究を行う発達段階。仕事に関する空想、欲求が高まり、職業世界への関心を寄せる時期。
第二期:探索段階(15 歳から 24 歳)
いろいろな分野の仕事があること、そのための必要条件を知り、自己の興味関心などにあわせ、特定の仕事に絞りこんでいく段階。その仕事に必要な訓練を受け仕事につく段階。
第三期:確立段階(25 歳から 44 歳)
キャリアの初期の段階。特定の仕事に定着し、責任を果たし、生産性をあげその仕事に従事し、職業的専門性が高まり昇進する。
第四期:維持段階(45 歳から 65 歳)
確立した地位を維持し、さらに新たな知識やスキルを身につけその役割と責任を果たす段階。キャリア上の成功を果たすことができれば、自己実現の段階となる。この時期の最後には退職後のライフ・キャリア計画を立てる。
第五期:下降または衰退、解放段階(65 歳以降)
有給の仕事から離脱し、新たなキャリア人生を始める。地域活動、趣味・余暇活動を楽しみ、家族との交わりの時間を過ごす。

キャリコンスタディ参照(https://careerconsultant-study.com/super-life-career-rainbow/)

実はこのライフキャリアレインボーを知っているかどうかで人生の捉え方がかなり変わるんです。
例えば、バリバリ仕事をしていたエリートキャリアウーマンAさんを事例に見てみます。

彼女は旧帝国大学卒業後、海外の有名大学に留学してMBAを取得した経歴を持ち、
大手のメーカーの営業エースとして活躍していました。
会社では、上司・同僚・部下からの評判も高く、
この会社初の役員候補として将来を期待されていました。
そんな彼女も数年前に結婚し、
子供も産まれ、約1年の産休・育休を取得し、
ちょうど最近復帰したところでした。
ただ、ここから彼女の歯車は狂い始めます。
子供が産まれるまでは残業もバリバリこなし、
仕事最優先で取り組めていましたが、
復帰後は保育園の送迎で仕事は早めに切り上げる必要がありました。
家でも子供の世話に追われ、
夜泣きもひどくゆっくりできません。
そんな寝不足の状態では仕事の成果も上がらず、
だんだん彼女は焦り始めます。
「こんなんじゃダメだ。もっと成果を出さないと周りの期待に応えられない。今まで下だった部下にも追い抜かれてしまう。上司にも、お前も他のメンバーと一緒だったかと見限られてしまう。」
そんな風に思われるのも嫌で、
仕事も持ち帰り、
寝る時間をさらに削って仕事を片付けていきます。。そして、、、

この先どうなったかはみなさんの想像にお任せします。
みなさん色々思われることはあるでしょう。
どうしようもない。
周りが悪い。
もっと夫が手伝うべき。
ただ、一つ言えることは
1人にできることには限界がある
そして、その時々によってその人がある役割に割けることができる時間には限りがある
ということです。
彼女が限界まで行く前に
ライフロールを意識しておけば、
それを前提に人生設計できていれば

ここまで苦しむこともなかったと思います。
なぜなら、以下のような工夫ができたからです。

・親としての役割が増える分、労働者としてのウエイトを減らさなければならないことが分かり、心のスイッチを切り替えられたから
・事前に家族や会社と相談し、少しでも仕事の割合を増やす工夫ができていたから
・ベビーシッターを雇い、自分の負担を減らす工夫ができたから

このように、
「その時々のライフロールを客観視し、整理すること」
「その先変化するであろう役割の変化を考え、プランを立てておくこと」
「このライフプランのイメージを家族、場合によっては会社や自分のステークホルダーとすり合わせること」

が重要になります。

今のあなたの役割について考える

これまでは、ライフロール、プラン、その重要性についてお話ししてきました。
次はみなさんの番です。
一緒にあなたの役割について考えていきましょう。
考えるには次のようなワークシートを使います。

ライフロールウエイトワークシート

各ライフロールが縦に、その横に「今のあなたの各割合は?」と書かれた空白の列があります。
では、STEPごとに考えてみましょう。

STEP1 今のあなたの役割を考える

まずは、あなたのライフロールごとの割合を、
その列全てを合計すると100%になるように
書き出してみてください。
どうですか? 
あなたが思っていた割合と同じくらいでしたか?

私は、もっと労働者の割合が高いかなと思っていたのですが、意外と他の事にウエイトが配分されていることに驚きました。

STEP2 今の理想について考える

次はあなたの理想の役割の状態についてです。
あなたの理想の配分をその横に書いてみてください。

出てきた理想と現実のGAP
今のあなたの状態です。
このGAPを理解して、
そのままのGAPで行くもよし、
何とかしようと意識を変えるもよし、
そして、なんとかGAPを埋めるために周囲と相談したりお金で解決するもよし、
GAPが分かると対策が打てるようになるので、
ぜひ何とかしたい方は
自分に合った対策法を考えてみてください。

STEP3 将来について考える

次に将来について考えてみましょう。
1年後、3年後、5年後、10年後について
ウエイトを書いてみてください。
未来の事なので、
あくまで希望と予想で大丈夫です。

みなさんは次期ごとに
ウエイトバランスが変化しましたか?
大体の人が変化したのではないかと思います。
実はここがポイントなんです。

例えば、今は親のウエイトが高い人でも、
何年か経てば親のウエイトが低下していきます。
そうすると、その分労働者等のウエイトも増やすことができるようになります。
同じ状況は長く続きません
なので、
もし今このウエイトバランスで苦しんでいる人も
その苦しみが和らぐタイミングは日々近づいてきています
ぜひ希望を捨てず、未来に目を向けてもらえると嬉しいです。

自己実現とライフロールを組み合わせて考える

これまでで今の状況と理想、
今後のライフロールのウエイトが分かりました。
では、あなたはどんなバランスで
自己実現とライフロールを両立させていきたいでしょうか?
3つのタイプに分けてお話ししていきます。

自己実現重視型タイプ

夢に生きるこのタイプの方は
ライフロールを見直す必要があるかもしれません。
優先すべきは自己実現なので、
みなさんが立てたアクションプラン実行に
どの程度のパワーが必要なのか考えます。

そのアクションは1日の何%を毎日実施しないと達成できないでしょうか?
そのためにはどんな生活スタイルが必要でしょうか?
それが分かれば、
まずは今の理想のライフロール割合を
改めて考えます。
この時、
自己実現を優先して実行できるライフロール
について考えるのがポイントです。

さて、
どんなライフロールの割合になりましたかね?
ぜひ自己実現に向けて一直線で進んでいってください。

ライフロール重視タイプ

ライフロール優先型のあなたはアクションプランを見直す必要があるかもしれません。
みなさんの立てたアクションプランは
理想のライフロールの割合で実現できそうですか?
もしかすると、考えているライフロールのウエイトではアクションプランを予定通り実現できないかもしれません。
そんな時は、アクションプランのスケジュールを調整してください。
今の自分には、自己実現にかけられる時間はどの程度なのかをしっかり抽出し、
その時間で実施できるアクションプランのスケジュールに変えてみてくださいね。
時間がたてば、自己実現に力を入れられる時期も来るかもしれませんので、
今のライフロールをしっかり果たしつつ、
自己実現に備え少しずつ進めていってください。

バランスタイプ

個人的には最も多くなるタイプがこのタイプかなと考えています。
人によって、自己実現重視に近め
ライフロール重視に近めが変わると思います。
まずはどちらにより近いか考えてみてください。
そして、その近いタイプの方法でライフロールまたはアクションプランを見直してみてください。
一つ異なるのはライフロールかアクションプランかどちらかだけでなく、
両方の修正を実施いただきたい点です。
きっとみなさんだけの両者の落としどころがあると思いますので、
みなさんが考えるベストを見つけだし、どちらも追い求めてもらえればと思います。

大切なこと

どのタイプにも共通の考えですが、
ぜひパートナー、家族がいらっしゃる方は、
今のライフロールのウエイトを共有してみてください。
しっかり共有して、お互いが納得しないと、
うまくそのウエイトバランスで生活していけないと思います。
なので、しっかりお話しして
お互いのライフロールウエイトを調整
してくださいね。
そして、今はまだパートナーがいない方も、
もし、パートナーを持つ予定ができたり、
持つようになったら、
お互いの考えを共有してくださいね。
きっとその先にはお互いが分かり合えた生活が待っています。

最後に

今回はどうでしたか?
ライフロールについて、あまり考えたことがなかった方も多いと思います。
ただ、今後みなさんが人生を歩んでいく上で重要な考え方になりますので、
ぜひ自分と向き合い、あなただけのスタイルを確立していってくださいね。

 引き続き1回/週のペースで更新していこうと思いますので、
「全力で楽しめる日々を実現したい」
「なんか興味あるかも」等々、
あなたの「何か」に引っかかった方は、引き続き応援をお願いします。
また、この要素をもっと知りたい、等ありましたらコメントいただけると
その内容の投稿優先度を変えていきたいと思います。
では、一緒に全力で楽しめる日々を実現していきましょう。

やりがいを感じることができるただ一つの方法は、すばらしい仕事だと心底思えることをやることです。そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。(スティーブ・ジョブズ)

Forbes JAPAN(https://forbesjapan.com/articles/detail/40155)

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