「不登校」休むことの大切さ
休みが増えるGW明け
休みが増える傾向になるタイミングの1つが、5月の連休明けです。新年度からがんばろうという気持ちが強すぎて、エネルギーが切れてしまったり、思いと現実のズレが出てきたりするのかな、と思います。
…と書き出した記事が、東洋経済オンラインに残っていました。
登校圧力再び…
ここ数年、教育委員会等の文章に「未然防止」や「早期対応」の文字が増えてきたように感じます。そして、それは「休みそうな子」という個人を探し出して、個別に指導するような印象を受けます。
この二つの言葉は好きではないですが、強いていうなら、「確保法」にあるような「学校づくり」こそ未然防止だし、休み始めた子はすでに頑張った後なので「休む」以外の対応があるとは思えません。
もちろん、イジメや虐待等の登校外の問題がある場合は、それこそ早期対応が重要です。最近では「ヤングケアラー」でしょうか。
休むことに不安にならない
不登校は年間30日以上の欠席が目安です。でも、多くの子が、行動として「登校」はしていなくても、色々な活動をしたり、日常生活は送れているのではないかと思います。「学び」はそのライン上にあります。
確かに、休み始めたときは、食事や睡眠、体調やメンタルの崩れなどが見られることが少なくありません。それはエネルギー切れの結果であり、回復の時間が必要です。
そこで無理をしてしまうと、壊れてしまいます。一か月以上も日常生活が困難になる状況というのは、もはや医療の領域であるように思います。
まず、生きること。そのために「安心」して「休息」をとることが回復につながっていくのです。