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ヴェノム3見てきた【ネタバレあり】この違和感はきっと、「〇〇すぎる」のが原因!

どうも、30歳サラリーマンで映画レビューをお届けするK-taroです。
今回は、ネタバレありの「ヴェノム:ザ・ラストダンス」映画レビューを紹介します。

視聴直後のレビュー記事では、ネタバレ込みで書いていきますので、嫌う方はここまででお願いします。

では、箇条書きレベルで気になった点書き留めていきます。お付き合いください。

率直な感想

まず、ヴェノムは好きなシリーズで今作も期待を込めてみました。私としてはヴェノムとエディの掛け合いもレベルアップしてバディものとしては最高の作品でございます。

そして終盤には、シンビオート勢が大集合!に満足しております。
アイアンマン3のような集大成的な迫力がありました。

が、世間では賛否両論分かれるようで、なんとなくその面も考察していきましょう!

全体的に感じる違和感!〇〇すぎる

映画ってそもそもですけど、ラストに向かって話をまとめていくもんですよね。ご都合主義?いやそれが映画です。わかっているんですがこの映画にはその意図が見え透いていてどうにも違和感。

なんだろう、映画が時代と共に進化していくにつれて、スピード感や演出は変化していくものの、この違和感だけは消してくれていた。
のに、ラストにむかって、あからさまな気がしてならない。

その違和感の正体は「物分かりが良すぎる」じゃないですかね。

出てくる人皆が素直、物分かりよすぎw

登場人物が最後には、集まって集結していく!なんてのはよくあるんですけども、なんか無理やり感があって、リアルさがどこか無くて。今までにないといえばそうなんだけど、キャラに感情移入もないから、なんかチグハグ。

スッと入ってこないというか、無理やり自分に言い聞かせながら見てた気がする。「このキャラは最初からこういうやつだから」って。

リアルとか、整合性とか、言いたくないけど「さすがに、そうはならんやろ。」って展開もあって一周回っておもろい。
いっぱいあるけどちょっと整理してみた。

違和感ポイント:コーデックスという聞き慣れないワード

今作ではコーデックスというヌルを解放する鍵を求めて、敵から逃げ惑うヴェノムとエディの話!このコーデックスとは?というところから始まる。

コーデックス (Codex) とは、マーベル・コミックスの「シンビオート」関連の物語において重要な役割を果たす概念の一つで、シンビオートがホスト(宿主)に残す遺伝情報や精神的な記録を指します。

Absolute Carnage(2019年8月~2019年11月)

まぁ、説明があってもよくわかりませんが、コーデックスを求めたラスボスがクリーチャー的な敵を地球に送り込んでいくわけですね。

これがゼノファージ。またも新しいワードが登場!

ゼノファージとは、マーベル・コミックスに登場する生物で、シンビオートを専門に捕食する捕食者です。昆虫のような姿をしており、シンビオートやその宿主を解剖したり、食料にする恐ろしい存在として描かれています。

Venom: The Hunted #1 (1996年)

違和感ポイント:コーデックスのやりとり

視聴者ですら、聞き慣れなさすぎて「??」なのに、登場キャラがやけに物分かり良すぎるんです。ざーっくり説明すると。

軍・研究者たち「エイリアンたち話せるのね!あなたたちは何者?」
シンビオート「コーデックスを狙って敵が来ている!」
軍・研究者たち「!?」「それはなに?」
シンビオート「それをとられるともっとやばいのが来る」
軍「マジ?やば!」
シンビオート「鍵はヴェノムだ、宿主とかが死ねばOK」
軍「なるへそ!探せ!」
ゼノファージ登場!!
シンビオート「ヴェノム、がんばれ、死ぬな!」
軍「ゼノファージ討伐に協力する!」
研究者たち「シンビオートたち逃げなさい!」

もうね、何がしたいん?って思っちゃったし、コーデックスや地球の危機に関して理解が早すぎww

シンビオートっていうバケモンの言うことをそんな簡単に飲み込めるわけないんだよね。見た目は完全にヴィランだろうに。

違和感ポイント:明かされない軍人・研究所

そもそも、シンビオートを研究していた人たちは何者?

場所は、”エリア51”とまではわかっている。がしかし冒頭にそれも閉鎖することに。なぜ?
そして地下には研究所を残し、引き続きシンビオートを研究。
そこに軍も絡むが、これはどこかの組織なのか。FBIではないとは言っていたがそれしかわからなかった。

モニター越しに指示しているのは誰だ??結構な技術力を持っていると思われる。

その謎の人物にしたがうモルド、いやレックス・ストリックランド(キウェテル・イジョフォー)がまた謎すぎる。

人物にも照準あてるとキリがないかも。

気になる人たち

キウェテル・イジョフォー演じるレックスとは

予告から皆さん気にしてました!この方はなんと、MUC「ドクター・ストレンジ」でバロン・モルドを演じてました。

ヴェノムはスパイダーマンNWHから飛ばされてきた直後。そこにはストレンジも絡んでいたため、なにかしらの関係があるのかと、、

思っていたが全くもって言及なし。レックスという軍人であり、魔術師というわけではなさそうだ。

マルチバースが実現する世界で同一人物を使う必要ある??
これは何か意味があると、まだ諦めきれないでいるのは私だけでしょうか。

ちなみに原作では、彼もシンビオートに寄生されるそうですよ。

テディ・ペイン博士の存在感

今回やたらピックアップされているようだった。が言葉足らずだっとも思っている。双子の兄との別れというトラウマと、体に刻まれた稲妻の跡。

あまり言及されていないのも気になる。もしかして今後へつながるのだろうか。

最後にはシンビオートに寄生され戦士となったわけだが、おそらく特徴的には「アゴニー」であると考えられる。
しかも作中では稲妻をまとった高速移動も見せてくれた。これは映画オリジナルな能力ではないだろうか。

アゴニーは、化学物質を吸収・変換して攻撃に利用する能力を持つシンビオートです。また、体を自在に変形させて武器を作り出し、宿主に超人的な力とスピードを与えます。

最後も、手に馴染むようなシーンもあり、アゴニーとして今後も活躍するような気配があった。

セイディ・クリスマスという研究者

この人はもっと説明してくれてもよかったんじゃないかなと。
いきなりヒーローっぽく活躍されたもんで、興奮より困惑がデカかったんですよね。

なぜ、ヴェノムを身につけてたのか、しかも他のシンビオートを取り込みながら戦うことを決めたのか。しかもだいぶ強い。

刃のような触手で戦っていたことからおそらず「ファージ」だと思われる。

ファージ (Phage) は、黄色いシンビオートで、体を刃や武器に変形させて戦う攻撃特化型のシンビオートです。ライフ財団が作り出した5体のシンビオートの一つで、暴力的で戦闘力が高いのが特徴です。

クリスマスとしての自我を持っているのか、人間を守る動きをしてくていた。あれはシンビオートとしての意思だというのだろうか。

最後、シンビオートを剥がされていたような。はたして今後も出てきてくれるのだろうか。

パトリック・マリガンというキーパーソン

前作から登場する刑事だが、予告から何かしらのキーパーソンを思わせている。期待してみると意外とセリフは少なく、刑事としての役はほとんどなかった。

てっきりルパンと銭形みたいなやりとりでもあると思ったのだが。

原作によるとパトリックは「トキシン」というシンビオートに寄生され、ヴェノムと共闘するシーンもあったりする。

トキシン (Toxin) は、カーネイジの子供にあたるシンビオートで、ヴェノムやカーネイジを超える力を持つとされる存在です。正義感のある宿主と結びつくことが多く、善悪の狭間で揺れるキャラクターとして描かれている。

今回は、色はエメラルド色で原作の印象とは程遠かった。

しかもあっさりとゼノファージによって倒されてしまいました。彼は研究所に捕まり、人間にメッセージを届ける役として登場したようだ。もう登場はないのだろうか、この仕打ちはとても悲しいですね。

マーティン・ムーンとその家族

マーティン・ムーンですが、この人もなにか裏があるような。
この役を演じていたのがリス・エヴァンスとう俳優でり、なんとアメイジングスパイダーマンでコナーズ博士でリザードというヴィランを演じた。

こちらもスパイダーマンNWHで、アンドリューが出てきたことによるクロスオーバーによってMCUと接点が復活した。

やはり同じ俳優を使う必要があるのかね。勘ぐってしまう。

そしてこの家族、話を進めるのに重要な鍵を握る。しかし変な家族で設定がいささか無理がある。
エイリアンを求めてエリア51を目指す一向。子供たちは強制的につれられうんざりしている様子。
しかし軍事基地にはすんなり入る、非常識。あっさり侵入できる基地にもがっかりw

この家族には、何かあると思ってみててもやっぱり何もない。。この先に活躍する機会はあるのだろうか?

チェンさんがなぜ??

先ほどの家族一向に連れられてラスベガスにたどり着くエディとヴェノム。

そこにはなぜかスロットで大勝ちするチェンさんが。

それは無理がありすぎない??なんでいるのよ?

しかもノリノリでヴェノムと話して、踊っちゃって。
最後には、ゼノファージに見つかり、軍に見つかり。面倒ごとをここにまとめましたみたいな展開。

いやいやいやw

そういえば、その後のチェンさんどこいった?

シンビオートとゼノファージとヌル

シンビオートって簡単に寄生できるの?

研究所で寄生された研究員。そんなすぐに適応したのか疑問。いきなりペラペラとシンビオートが話し出したのも驚きでしたね。

あれ宿主って適性ないといけないんじゃないの??シンビオートに敵意がなければ問題なし??ライフ財団の苦労もあっという間に超えてったw

そういえば寄生した研究員の中には白いタイプのもの、あおいタイプのものがいたな。さらにそいつとアイコンタクトして合体もしてた。
なんか粘着系で絡みとるタイプだったのでおそらく「ラッシャー」じゃないかなと推測!

ラッシャー (Lasher) は緑色のシンビオートで、体から伸ばす触手を使って攻撃や捕縛を行う遠距離戦に特化したシンビオートです。ライフ財団が作り出した5体のうちの一つで、効率的でトリッキーな戦闘スタイルが特徴です。

白いシンビオートは女性に寄生してたがまさか「スクリーム」??

スクリーム (Scream) は、黄色と赤のシンビオートで、髪のようなシンビオートを使って攻撃や捕縛を行うリーダー格のシンビオートです。追跡能力が高く、凶暴かつ支配的な性格が特徴です。

ちょっと特徴は違っていたかもしれないが、髪は使っていたのと、シンビオートたちに共闘しようと指示をしていたのも見受けられた。消去法もあり「スクリーム」であると思われる。

ゼノファージというクリーチャー

ゼノファージ (Xenophage) は、シンビオートを専門に捕食する巨大な昆虫型クリーチャーです。シンビオートの弱点である高周波音や熱に耐性を持ち、捕獲や捕食を目的に宇宙を旅する強敵として描かれています。

Venom: The Hunted(1996年)

このクリーチャーが強すぎるんですよ。しかもなかなかデカくて早い。さらには再生能力も持っている。こんなやつ、アベンジャーズ案件です。

しかも、空飛んでる飛行機に向かって、地上からジャンプして飛び乗ってくるんですよ。これはいくらなんでもわけわからん。

メキシコからジャンプしてアメリカ行きの飛んでる最中の飛行機に着地って描写は。視聴者みな置いていかれたろう。

その後、滝に落とされるシーン、ラスベガスに到達するシーンもピョーンで解決するなんて反則です。

コーデックスの感知もすごいのにポンコツという

どんなに遠くても、ヴェノムが完全化するとコーデックスが反応するっていう感知能力。とてもすごいんだが、解除すると途端にみえなくなるっていうのは謎ですよね。

変身しなければいくらでも姿を隠せるじゃん。見つからないじゃん。いやもうなんなん。ゼノファージの行動も辻褄が合わない違和感のひとつ。

ヌルという存在

シンビオートはヌルにビビっていることがわかった。よほど強い存在なのだろうというのはわかった。
次のサノス的な立ち位置でラスボスとして降臨してほしい。今後のアベンジャーズの敵として立ちはだかってくれれば最高だ。

しかしそのためにはコーデックスが奪われることにも等しい。
そうなると今後、ヴェノム&エディは再度登場して奪われることまでセットとなるな。

はたしてそうなるとラストのシーンはどうなることやら。
このヌルがキーになるのか!
はたまたなかったことにされるのか。

いやこれだけの大物をなかったことにはしないでほしい。

今後の展望は

是非、SSUからMCUに引っ張って、ヴェノムからシンビオートまで活躍させてほしいところ。さらにはモルドにコナーズ博士もどうなることか。

ヴェノムにはスパイダーマンに寄生するという重要な任務もあることですし。このまま終わるとは思えない。

最後のエンドクレジットのシーンも気になるところ。
いやはや残したものが多すぎる。このシリーズの映画そもそも180分くらいできそうなボリューム。まだまだ今後も期待したいところ。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
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