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50代からの登録養成課程 授業と準備だけでは学び足りないこと

私は30年近く勤務経験のあるサラリーマンです。異動はありましたが転職は未経験です。1つの会社で勤めあげてきた私が会社からの「キャリア自律を各社員が目指すべき」というメッセージを受け、会社以外でも役立つスキルを取得し、新たに社会貢献ができるようになりたいと思い、これまでの業務経験から中小企業診断士の資格を独学で目指す決意をしました。
 第1次試験の7科目に合格した後は、これまでの独学での資格勉強のスタイルからリカレント教育の環境で実践力を身に着けるべく、登録養成課程に入学するに至りました。
 これまでの私の記事にありますとおり、養成課程は時間的な拘束が大きいし、カリキュラムも多岐にわたっており、また講師の先生の実務の話などどれもとても興味深く、毎回の授業が楽しみにしています。
 その一方、思ったよりも自分のスキルが身についていないと感じる面もまだまだあります。今回は私なりに、養成課程について、授業を受けたり授業の準備をしているだけではなかなか習得しきれていない面について、備忘として書き留めて、継続的な啓発につなげたいと思います。

登録養成課程を通じて無知を知り、もっと学ぶべきこと

 大前提として、登録養成課程での学びを通じて、これまでの自分の生活や独学では学べない多くのことを学べています。
 いろいろと学んでいるからこそ、見えてきた自分が学び足りない部分や、もっとやらなければならないことが見えてきました。

 登録養成課程のクラスはそれぞれ多様なバックグラウンドの人たちの叡智が集まった場所です。そのメンバーと実施する議論や様々なアウトプットからも多くのコトに気づいたり、知ることができます。ただ、見聞きして知るところから自分のスキル定着として学びきれていない部分が見えてきました。これは自己責任でもっと高めなければいけないと思っており、具体的には以下の内容が個人的には足りない部分と思っています。

1)中小企業向けの制度や補助金などの情報収集能力
 こちらは、普段から携わっている人の収集能力とその補助制度の理解を私はまだ持ち合わせていません。1つ1つの補助金や助成金について、もっと細部まで読み解き、自分自身の理解として落とし込み、そして課題に適した補助金の制度などを探索できるスキルを身に着けたいと思っています。

2)(特に)製造業の理解
 1次試験科目の運営管理のマークシート的な理解に加え、製造業の診断方法、全体フローをとらえたうえでの課題の抽出、個別企業毎の現実的な提案とそうでない提案になる境目など、まだ『生煮え』な感じがします。
 
3)財務
 単なるBSやPSを見た一般的な分析というよりは、企業からもらった試算表やPOSデータ、その他財務データをもとに整理し、分析をする経験をしなければと思います。

4)エクセル等のアプリケーションの活用スキル
 エクセルの活用スキルがあるようでないです。ピボットをつくった整理とか、関数の使い方、グラフ、財務データの分析や製造業の診断データの分析などをさっと作るスキルが足りていないと感じています。

5)統計学の知識の活用
 回帰分析、多変量解析など、四則演算で集計をするというところを超えた分析をするにあたり、 統計の手法とエクセルを活用した見せ方のスキル、経験が足りていないと感じています。

6)リーダーシップ
 これは人の性格によるんですかね。周囲が私を評価する時はそんなことないと言ってくれル方もいるのですが、私はリーダシップを発揮しなければならない場面での「推進力」「人をリードしていく」「自己主張をしていく」
「指示していく」ことは弱いなと思ってしまいます。これも、授業や実習のだけでなく、登録養成や仕事以外でも意識して自分から活動して習得する必要があると思っています。

7)読書を通じた知識
 登録養成課程の授業や講師からの指定図書を読むだけでは総合的な知識としては足りないと思っています。もっといろんな本を読みたいですが、なかなか時間がないのが悩みの種です。
 よく、有識者のインタビューをテレビで見ると背面の書棚に興味深そうな本がたくさん並んでいます。私ももっと本を読み漁れるような時間と素早く読めるためにも読み返さなくても理解でいる知識を得たいところです。

 欲をいったら霧が無いですね。登録養成課程で学び始めたことをきっかけに、学びに対する渇望の思いを大切にし、謙虚にそして成長を目指してこれからも貪欲に学び続けようと思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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