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50代からの登録養成課程 休日をエリートと同じ感覚で過ごすには

 数年前、私は50歳を目前にキャリア自律の観点で中小企業診断士を目指すことを決意しました。
 独学で勉強をして1次試験に合格後はリカレント教育の活用として登録養成課程に進学し資格取得に向けて日々研鑽をしています。
 現在もサラリーマンを続けながら登録養成課程への通学のため、休日はだらりと過ごせないのが現状です。たまにある講義の無い休日はとても貴重に感じています。そんな短い不定期に訪れる休日をより充実して過ごすためにも世界の先人たちのハイレベルな過ごし方があるのかもしれないと思い、今回はプレジデントオンラインの記事を参考に自分の休日の過ごし方とエリートの過ごし方の共通項を見出したいと思います。

会社から休みをいただく日本と、休みは権利である世界との違い

 日本のサラリーマン世界にどっぷり浸かった私は、休みを権利と捉える先進国の人生観、会社との関係などの認識がかなり異なると感じています。
 モーレツ社会で育った日本人の私世代では中々世界と同じような感覚になるのは難しいのかなと思っています。
 世界のエリートたちは土日のみが休みという考えではなく、金曜日の終業後~月曜日の始業前までが休みと考え、週休3日弱と捉えているとも聴いたことがあります。また、家族や休みを第一優先とするのはよく聞きますし、そうしたいと思ってもなかなかできない日本とは考えも行動も根本的に異なると感じています。

 実際の過ごし方も異なるようで欧米のエリートの方は休みにゴロゴロとするのではなく、限られた人生?における貴重な休みなのでとにかく外出し、アクティブに過ごすのが慣例のようです。
 あくまでイメージですが庭の大きい一軒家に住み、休日は大きな荷物を4駆のトランクに積んでキャンプやBBQの買い出し、子供の野球の応援やDIYなどのアクティビティをしているようです。
 私の場合、さすがに最近はなくなりましたが、若いころは土日に仕事の関係で電話が上司からかかってきたり、月曜日の会議資料を休日に作成して送ったり、日曜日に会社に出勤をして働いていました。世界のエリートから見ると私の昔の休日の過ごし方は愚の骨頂といったところでしょう。
 また、年末年始などの一斉休みの時期も日本は特徴があると思っています。会社にもよるのでしょうが、宿題と称して来年度に向けた戦略的な課題を与えます。めったにないまとまった休日に考えてもらうのは、会社としては理に適うと思うのでしょうが、違和感を毎年感じます。
 年末年始は徹底的に休んで家族サービスや子供と思いっきり遊んだほうが仕事へのモチベーションが向上するでしょうし、オンとオフを分けたほうが最終的にはクリエイティブなアイデアの創出につながりそうです。しかし、日本ではまとまった休みでも常に仕事のことを考えさせる課題を与えることがよいマネジメントと思われる風潮があるのかなと思っています。

 そんな私ですが今は仕事と学校があるので、土日は毎日外出をしています。ここだけは、エリートの休日のようになっていまして、まさにアクティブに活動しています。高い授業料も払っているので、まさに贅沢な休日のアクティビティとなっています。
 さぞかし日曜日には疲労困憊で体力も持たないのではと最初は思っていたのですが今の生活スタイルのほうが
「月曜日の朝に思ったよりそんなに疲れていない」
ということです。
むしろ心地よい疲れと余韻が残り、翌日の仕事にほとんど影響が出ていない、むしろ清々しくエネルギーを蓄積して月曜日を迎えています。思えば海外でも仕事をしながら大学に通う人が一定数いるでしょうし、休日に学ぶことはエリートがやることの究極の娯楽の一つであり、知らずにエリートではありませんが図らずとも自分も同じ休日を過ごしてると思っています。

いずれにせよ、日本社会での休日の過ごし方はこのままではなく変化が求められる時期に来ていると感じています。フランスのようなバカンス制度の導入まではすぐにいかなくても、まずは休みの考え方について、国全体で意識転換できるようにしていくことが今後の働き手の充実感と健康的に働くことにつながるので会社の生産性向上や一人当たりGDPの向上にも寄与するものと改めて思いました。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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