【GIS】#1 五街道のトラックデータ(gpx,kml)を『スーパー地形』へ転送してナビ設定
『カシミール3D』のスマートフォン版アプリである『スーパー地形』に五街道のGISデータ『五街道GPX(KML)』をインポートして,そのラインデータでナビゲーションをする手順方法についてのメモ書きとなります.
1.必要に思えた場面
この1年,シーズンに合わせて五街道や明治時代の国道をスマートフォンのGISアプリ『スーパー地形』の明治時代の地形図と照合しながら歩く楽しみをしています.なによりも『スーパー地形』は,GPSのログとして記録されたデータが軌跡として再表示できるのは重宝しています.
ところが,GPSでログを獲ったあとに歩いた道筋と照合すると,進むべき道を間違えていたことはよくあります.工程を計画するときには,事前にネットでルートを調査したりしているのですが,
折角であればスマートフォンのアプリでガイドがあれば・・・.
それならば,『スーパー地形』のナビガイド機能を使えばよいのではないか.でも,そもそも,ナビをするためには設定に必要となる五街道のラインデータをどうやって入手する?
2.五街道GPX,五街道KMLデータとは
東海道を含む五街道のGIS対応のオープンデータを探してみても,すぐには見つかりませんでした.探し方が下手であったかもしれませんが,GISアプリケーションですぐに使えるような数値データ(xml形式やshape形式など)はないと思います.
そのように思われましたので『カシミール3D』を使い,まずは机上で五街道のトラックデータを作成し,gpx形式とkml形式でまとめました.これを『五街道GPX(五街道KML)』と称して,データリポジトリとしてgithubに載せました.
『スーパー地形』へのデータ転送とナビ設定は,この『五街道GPX(五街道KML)』をサンプルデータに使います.
3.転送方法
メール経由
gmailなど,クラウド+スマホ対応のすでにお使いのメールを使うのが最もやりやすいです.ここではgmailを例に示しますが,スマートフォン対応のメールアプリがあれば,どのサービスでもよいと思います.
まずはPCの操作です.
ここまでがPC上です.次にスマートフォンに移ります.
転送の確認
『スーパー地形』を立ち上げますと,取り込まれたデータが出力されているかを確認しましょう.茶色の線がトラックデータです.
もし表示されていなければ「GPS」→「トラック(軌跡)一覧」で,該当するトラックデータが「表示」となっているかを確認.
線幅や線色の調整
編集したいトラックデータをタップすると「トラックメニュ」が現れます.
「プロパティ」から,お好きな線幅や線色を指定します.
4.ナビ設定
『スーパー地形』の操作です.
5.終わりに
あとはお好みに応じて自分の好きな地図で表示をしてみましょう.そして実際に歩いてみましょう.