嘉麻モルックClubという活動
私は、MVNO事業者として情報モラル講演活動をしています。
情報モラル講演活動は前職の大手キャリアケータイショップの店長時代から継続して行っています。
情報モラル講演とは、小学校や中学校にスマホの間違った使い方、よくない使い方、ネット詐欺の注意喚起などを行う活動のことです。
活動当初は、LINEが流行り始めた頃でライングループ内の発言によるトラブルやそれに関わるイジメなどが問題視されていてそのことを啓発してほしいとういう要望が多かったと記憶しています。
ネット上のコミュニケーションに起因するトラブルや誹謗中傷などのテーマを軸に話して欲しいという要望は今もございますが、最近多いのはスマホに夢中、ゲームに夢中(ポータブルゲーム機/スマホ)によって夜眠りにつくのが遅い、朝起きれない、結果、学校を遅刻する、または欠席する。という児童、生徒が増えているということが多く、依存について話して欲しい、という要望が多いと感じます。
では、実際にスマホで何をしているか?
SNS、ゲーム(オンラインゲーム)、動画視聴です。
SNSはTikTokが多く、ゲームは戦争を疑似体験したようなオンラインゲームに夢中になっているようで、代表ゲームはフォートナイト。
特にフォートナイトなどのオンラインゲームは、対戦中に同時にゲームしている友人宛に声でコミュニケーションを取りながら進行していきますが、興奮すればするほど言葉遣いが悪くなる傾向にあり、ゲームが終わった後もお友だちや先生、ご家族との日常会話にも悪くなった言葉遣いをそのまま意図せず自分自身では気付かずに発していることが散見させるということ。
総じて、男子は対戦型ゲームに夢中になりやすく、女子はTikTokなどのSNSやどうぶつの森、マインクラフトなどのゆっくりなゲームに夢中になっていることが多い。
スマホと言っても、時代によって夢中にさせる内容が異なり、複雑化していると言えます。
次回の情報モラル講演では、なぜ夢中になってしまうのか、根本的なことを話して、児童や生徒に考えさせてみようと思います。
スマホやタブレットが当たり前に存在してスマホとの付き合い方が複雑化する児童や生徒を持つ親にとっては管理や理解が難しい場合もあれば、親も一緒に夢中になっている場合もあるようです。
当の子供たち目線で考えると私が子供のころなんかよりずっと難しい情報化社会に身を置いて大人でも難しいコミュニケーションを10代でしているのだなと感じます。
親御さんの立場に立つと、スマホやタブレットを勉強として使用しているか、遊んでるのか見極めが難しく、かといってスマホやタブレットを遠ざけてしまうとスマホやタブレットに疎い子供になってしまいます。
私は個人的には遠ざけるより、きちんとルールを教え、正しい使い方、間違った使い方を教えて触らせる方が良いと考えています。
スマホを使うルールが存在する家庭もあれば、ルールがない家庭も存在するのが現状。
どのようなルールを設けることが子供たちにとってベストなのか本当に悩ましいところです。
都会より田舎の方がスマホを持つ(回線付きスマホ、WiFiのみスマホ含む)年齢が低いようです。
家族と食卓でご飯を食べるときでと傍らにスマホがあり家族との会話よりスマホが気になったり、友人と集まっていても皆、画面に夢中。宿題やしなくてはならないことがあってもスマホの通知音が気になり、ついスマホに手を伸ばしてしまう。
通知音が鳴っていなくても何となく用もないのにスマホを見てしまう。
新しい動画や投稿がないか、ついスマホをチェックして更新してしまう。
大人でも心当たりあるのではないのでしょうか?
スマホ依存の問題を肌で実際に感じるようになり、【スマホを使わなくても楽しい遊びは沢山あるんだよ】と子供たちに伝えたい、親御さんに伝えたいと思うようになりました。
部屋の中でディスプレイ越しの遊び方も今を生きる子供たちならではの遊び方でそれを経験することもきっと大人になったときにTV会議などが普通にできるのでしょう。けれども屋外、自然豊かな場所で友人と面と向かって喜怒哀楽を表現し走り回る遊び方も成長期に必要な遊び方で大人になった時の人格形成や考え方、人の表情を読み取る力、相手の立場になって考える力を養い、非認知能力を育むのではないかと思っております。
子供たちが友人同士で参加できたり、家族と一緒に参加して遊べるイベントをやりたい!脱スマホイベント!という強制的なイベントではなく、自然と脱スマホになるようなイベントを企画したいという思いが強くなり、目を付けたのがモルックというわけです。
これが嘉麻モルックClubのスタートです。
実際にやってみると、これがすごく面白い。
大人もハマるし、子供に良い、と思うところがたくさんあります。
自然と足し算や引き算をするし、頭の中でそれを自然と考えます。
『50で上がるには今35だから次で8倒して7を倒そう』といった具合。
(実際には考えた通りにモルックを倒せない、から面白い)
オーバーすると25に戻るというルールも最高。負けていても勝てる可能性があるので最後まで面白いし、勝っていてもドキドキハラハラしてしまいます。
慣れると、二手先、三手先を考えるようになり頭の体操に良いし、何より、チーム戦ができるのが良い。家族で協力して、友達と協力して、遊ぶことも出来ます。自由度が高いのです。
反抗期?や微妙な年頃の子と家族と協力して1つのことに夢中になれる健全な今どきな遊びってなかなか存在しないのでは?と思います。
もちろん一人でも遊べます。
普通の公園で気軽に出来ます。そんなに広い場所を必要としないところもまた良い。
土のグラウンドでも出来るし、芝生の上でも出来るし、砂利でも出来ます。
転がり具合が違っていろんな場所でするとまた違って楽しいのです。
そして嘉麻モルックClubの記念すべき、第一回大会を自然豊かな山の上で行う機会を頂き、7月9日の16時から行う。
↓こちらがイベントの詳細↓
https://linktr.ee/umaminotanabata/
これは、秀芳園さんとジャンボンヨークさんのコラボイベントの七夕まつりに便乗させて頂いた形。森さん、福山さん、本当にありがとうございます。
SNSで参加チームを募集すると、福津市在住のモルックチームや糸島在住の方から応募を頂いて驚きました。モルック人気は凄い。
となりの市の子供会の父兄さんからも応募を頂いてこれも嬉しい。
(多分こういう使い方が正しいSNSの使い方の1つなんじゃないかなと思います。)
第一回大会は馬見山という山の中で行います。
https://yamap.com/mountains/12198
こんな大自然の中でモルックの大会って中々ないのではないでしょうか?
秀芳園さんは山の上のかき氷屋さんです。元々ナシ園さんでナシ園を一部切り開いて今年からキャンプ場もします。
ジャンボンヨークさんは隣接する嘉麻市で大人気の手造りハムソーセージ屋さんです。
参加賞として、かき氷交換チケット。優勝賞品としてハムソーセージセットを準備しています。
こういうイベントを企画すると子供のころに戻った気分です。
イベントを企画して以降、毎日が遠足の前夜の気分になってワクワクします。
7/9の天気が晴れることを願って、当日は秀芳園さんのふわふわかき氷を食べて、ジャンボンヨークさんの旨いソーセージを食べて、嘉麻市観光まちづくり協会さんのヒュッゲでリラックスして、モルックに夢中になって、馬見の大自然を堪能して、皆で楽しく過ごしましょう。