【終了しました】暫定対応からの卒業!SmartHR社の新しい働き方を発表します。(2021年7月〜2023年6月)
お疲れさまです。人事労務研究所の副島(そえじま / @tomosoe)です。
先日の全社会議で2021年7月1日より適用の、「新しい働き方」を発表いたしました。
これまで、コロナウイルス感染症対策として、暫定的な制度運用を1年間行ってきました。暫定運用開始当初、こんなにも長引くなんて思っていませんでしたよね。「コアタイムなしの暫定運用はいつまで?」そんな気持ちが皆さんにも芽生えていたことでしょう。
ワクチン接種の見通しも少し立ち、暫定ではない、正式な制度を決定しましたのでお知らせいたします。
リモートワーク
特徴的なのは、グループによって制度をわけたことです。
プロダクトサイドはこのタイミングで今後もオフィス出社指定をしない、つまり「フルリモートOK」を決断しました。これにより、東京オフィス通勤圏外の場所への居住もOKとなります。
一方、このタイミングで「フルリモートOK」に振り切ったプロダクトサイド。プロダクトサイドは業務の性質上、勤務場所に左右されずに協働していけると判断をしました。
しかし、これはこれまで培った出社による関係値があったからということも認識しています。またSmartHRはオフラインコミュニケーションを重視しており、これは今後も変わりません。福利厚生等の制度はオフライン施策が優先されていくことが予想されます。こういったデメリット、不安が残ることは把握していますが、それでも新しい働き方を模索していくことのメリットは大きいという決断をしました。採用面でも生かしていければと思っています。
なお、今回の決断に至る経緯等、各CXOから詳細メッセージがあります。Google Driveで「【確定】新しい働き方2021-2023」「ビジネス・コーポレートサイドの 2022年4月以降の働き方について」で検索いただきスライドをご確認ください。
リモートワーク手当
コアタイム
コアタイムは正式に「なし」となりました。コアタイムの有無による業務成果や勤怠等の影響は見られませんでした。
フレキシブルタイム
フレックスタイム制における選択できる就業時間帯 = フレキシブルタイムですが、朝の時間を拡大し 5:00〜 としました。
育児等によって朝の時間帯に業務を進捗させたいという要望にお応えしました。
コアタイムもなしとなったため勤務時間の選択肢が増えましたが、長時間労働になったり、前日の終業時間からのインターバルが短い日が続くようなことがないよう、くれぐれも体調管理にはお気をつけいただければと思います。
ワーケーション(勤務場所変更)
ワーケーションをスタートします!
新しい取り組みのため、実際に運用をしながら課題を探ったり、解決策を講じることをしていきたいと思います。
(ビジネス・コーポレートサイドが2022年4月以降、「週X日出社」となった場合は、出社指定を免除できるといった制度を検討します。)
その他の詳細についてはGoogle Driveで「【確定】新しい働き方2021-2023」と検索ください。
制度確定までの裏側
こんなスケジュールでやっておりました。
強制リモートワーク発令から約1年後となる2021年3月19日からマネージャー陣(総勢27名)で議論をスタート。「プロダクトサイド」「ビジネス・コーポレートサイド」とグループを分けた分科会も含め、全部で10回に渡って議論いたしました。朝一に集まることも数回。
不確定要素が多く、みんなの生活にも影響するため、一度決まりかけたことが振り出しに戻る、なんてこともありました。前述したとおり、決めて運用スタートさせたものを「やっぱりやめた!」と簡単に言えるものではなく、今できる最善の選択は何か?に向き合った期間でした。マネージャー陣の皆さま、お疲れさまでした。
そして、「ご意見募集期間」に意見をお寄せくださった皆さまもありがとうございました。
おわりに
この1年、誰もが体験したことのない環境を過ごしてきました。この先もまだまだ読めない状況が続きますが、今、そして未来に向けた最善の選択をしていきたいと思っています。
「新しい働き方」は本日よりスタートしますが、状況に合わせて見直しをしていければと思っております。より良い働き方を目指していきましょう。