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SaaS業界にチャレンジした理由〜非効率を楽しめるような営業環境を提供したい〜 Vol.9 BALES CLOUDカンパニー 執行役員CPO 柿森 賢太さん

こんにちは!
スマートキャンプ採用広報の浅岡です。

今回は、BALES CLOUDカンパニー執行役員CPOの柿森さんにお話をお伺いしました!

SaaS業界にチャレンジした理由、その中でもなぜスマートキャンプを選んだのか、BALES CLOUDの役割、実現したいことなどを語り尽くしてもらいました。

柿森 賢太(かきもり けんた)
BALES CLOUDカンパニー 執行役員CPO

新卒で大手人材会社パーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社後、2018年5月にスマートキャンプへ。同年10月にMarketing&InsideSales Teamのマネージャーへ就任し、2019年4月よりBusiness Development Div. を立ち上げ、事業企画や事業戦略に携わる。現在はBALES CLOUDカンパニー 執行役員CPOとして従事。

スマートキャンプにSaaS事業がない時期に入社されていますが、SaaS業界にチャレンジした理由はありますか?

学生時代「事業作る力」をつけるために「売る力」「モノを作る力」「組織を作る力」をつけたいと考え、新卒時代は、とにかく営業力をつけるために大手人材会社に就職しました。

「モノを作る力」「組織を作る力」をつけるための環境を模索している中でSaaS業界、スマートキャンプと出会いました。私がスマートキャンプに入社した時期はシリーズBラウンドで、社員数30名程度、メイン事業はBOXILのみのフェーズでした。

「チームを作る力」を付ける環境はスタートアップであればチャンスがあると考えてました。「モノを作る力」をつける環境は事業の特性に依存にすると考えており、SaaSの事業特性上、半永久的に作り続ける。かつ、SaaSそのものの利用者と提供者の関係性、集合知をベースモノを作り提供できるビジネスモデルにも非常に魅力を感じました。

その上で、最終的にスマートキャンプともう1社で迷ってました。

当時、SaaSベンダー(※1)という選択肢もあったのですが、私は「ベンダーを支援する会社」であるスマートキャンプを選びました。なぜ支援側に行ったかで言うと、当時のSaaS市場の規模は恐らく3,000〜4,000億ぐらいだったかと記憶しているのですが、まだまだ認知が広まっておらずSaaS黎明期でした。

最初はひとつのベンダーとしてSaaSマーケットを見るのもおもしろいだろうとも考えたのですが、スマートキャンプのような支援側の立場で、「SaaS業界がどうなっているのか」「どう動いていくのか」を俯瞰的にみた方が中長期で考えると多くの知見が身につきそうだなと考え、

まさに「スマートキャンプが提供するSaaS比較サイト『BOXIL SaaS』がそれだ」と思ったので入社を決めました。

※1 ベンダー:製品を提供する会社のこと

前職はパーソル(大手企業)かと思いますが、スマートキャンプ(スタートアップ)との違いはどんなところで感じますか?

大きく分けて2つあります。

1、型がない
2、代わりが効かない

これを良いと捉えるか悪いと捉えるかは難しいですが、自分が関わることで事業へのインパクトを与えられるし、成長の後押しをできる。事業と会社、そして自分の考え方はスタートアップにすごく近いので、自分の介在価値と余剰があって、すごくおもしろいと感じます。

一方、大手企業は秀逸で、人員が少し減っても事業や会社へのダメージを受けにくい仕組みができているので、会社、事業の完成系だと思っています。

スマートキャンプは年次とかバックボーンではなく、ちゃんと実力があるかを見ていて、年功序列などのカルチャーに縛られることなく動けるのは大手にはない魅力です。

もちろん、スタートアップは一人ひとりが会社や事業に与えるインパクトが大きいので自分も苦しいときもあります。会社が苦しい状況のときも成長するときも、経験をともにできるのはスタートアップならではだと思いますね。

VISION/MISSIONに、BALES CLOUDはどう貢献していますか?

BALES CLOUDはVISION/MISSIONという、その抽象化されたものを抽出するのであれば、おそらく一番体現できていて、かつ唯一体現できるといっても過言ではないと思っています。

スマートキャンプが掲げる「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というMISSIONは、間接的にいくらでも実現する方法があるかとは思いますが、テクノロジーを中心に捉えている事業のサービスでしか成し得ないと私は考えています。

そういう意味では、唯一BALES CLOUD(※2)がソフトウェアを提供するサービスの部署なので、VISION/MISSIONに極めて直接的な事業形態・ビジネスモデルとして貢献していると思っています。(2023年05月現在)

過去にSaaSモデルで立ち上がっているサービスを2回事業化できなくて、3度目の正直でBALES CLOUDを立ち上げてます。過去から現在まで仲間と苦しい経験を乗り越え、事業化しているので想いはすごく強いです。

※2:BALES CLOUDはインサイドセールス業務の管理、効率化を実現するクラウドサービスで、サービスの提供を通じて見込み顧客獲得、商談創出を支援しています。

5年後どういう事業へ成長させたいですか?

会社視点としては、IPOを目指しているので、時価総額を引き上げられる事業に昇華したい。

スマートキャンプに投資したいなとか、オーナーになってみたいと思ってもらえるように、ソフトウェアでかつストックモデル(※3)の事業として社内外でのポジションを確立したいです。

現時点のスマートキャンプにおいてはこれをBALES CLOUDでしか実現できないため、BALES CLOUDが伸ばし、スマートキャンプの時価総額を引き上げたい。

海外展開を目指せるようなサービス領域でもあるので、そこも目指したいですね。

他にもテックカンパニーを目指すことを掲げていますが、スマートキャンプの中ではソフトウェアやテックを中心に語れる組織にするためにもしっかりと勝ち切りたいです。

また、強い人材を生めるかどうかも会社、事業、公的な器としてのMISSIONだとも捉えているので、事業に関わることで強い人材が生まれ、世の中に貢献していく流れも作りたい。

本当に難しいことをしないと人って成長しないですし、マーケットが明確に存在しない領域でBALES CLOUDは戦っているので、この難しい環境下での事業活動を通して、強い人材を生む装置にもしていけたらいいなとも思っています。

※3 ストックモデル:仕組みやインフラを作り、サブスクリプションを提供することで継続的に収益が入るビジネスモデルのこと

今のキャリア(PdM)にさまざまなポジションでの過去の経験がどう活きていますか?

PdMは決める役割なので、「役割的に知らない」「わからない」「できない」が多ければ多いほど、基本的には適切な意思決定ができないと思っていて、スマートキャンプに入社してからありがたいことに本当にあらゆる領域の経験をさせていただいてます。

マーケ、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスをマネジメントやプレイヤー双方、LP、広告デザイン、実装、UI・UXデザイン、SFA / CRM等を活用したデータ分析、企画、採用 などなど、、、

何か起こったときに、「あのときのあれか!」となるので、それだけでよい意志決定をできる確率が高いと思っているので、今までの経験はそこに活きてますね。

この記事を読んでいる方にキャリア、職種を局所的に語らず全体、もしくは全体の中の一部として捉えていただきたいなと思います。


ビジネス活動は一連の流れの中で起こっているので、可能であれば全部できた方がいいと思います。ただ、現実的に時間、組織的な制約で職種は限定されるのですが、本質的には全部できた方がいい。というスタンスを持った方が視野が広くなり、視座も高くなります。

最後に柿森さんが実現したいことは何ですか?

会社と個人で実現したいことの2つに分けて話します。

会社で実現したいこと

非効率を楽しめるような営業環境を提供してあげたいです。

営業活動はかんたんには紐解けません。

ですが、ヒトとテクノロジーが協業することで紐解くための糸口や示唆を得たり、業務が効率化できます。
営業の方に本当に人としての価値や自分たちの価値を出すべきところとしっかり向き合っていけるようなものを提供できればなと思っています。

そして、その先に事業の売り上げや顧客がついてくると思っているので、人とテクノロジーの協業をちゃんと適切にさせたいです。

個人で実現したいこと

私は一貫して、事業を作る力をつけるというのを目標に、大学2年のときからずっと想って生きていて、「売る力」「モノを作る力」「組織をつくる力」の3点が事業作りの力と思っているので、それを愚直に極めていきたいです。

この3点の力をつけ続ける中で、さまざまな事業を作っていきたいし、これからも事業作りに携われると幸せだなと思っています。

柿森さん、インタビューありがとうございました!

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