BADENDじゃあ、終わらせねえぞ。
ヤバい。めっちゃ余韻ありまくり。
ホラーゲーム。
クリアしているのに、何度も何度もやり直す姿勢が(本人は別パターンの終わり方を回収しているだけかもしれないけれど)
哀しい終わり方を、ただ哀しいままで終わらせないために何度も何度もやり直しているみたいで。きっとそれは、実人生でも同じことで。
後味のわるいホラーのBADENDをだんだんと『悲』にしていって、『哀』にしていって。そこで終わりかと思いきや。(本人もそこで終わりかなと思いながらプレイしているのかな)
「何度もやり直しているから知っているぞ。(きみが) 優しいやつだということに。」
その言葉に噓はなく。
だんだんとやわらかくなって。『悲』はさいごに、本人や周りや それ以外の人を照らす『陽』となる。すごいなあ。すごいぞお!
…セキュリティ!!
( ^ ○ ^ )
叫びたくなった。
冗談で「ゲーム実況は、芸術だ!」とどこかの回で言っていたけれど、本当にそうだと思った。
(あと、山田五郎にゃんが 美術の世界ではそういうことがあると言っていたから リアリティを感じた。)
『恐怖を与える側』が、どうしてそれをするに至ったか。そこで物語は、がらっと変わる。もう映画じゃん。舞台じゃん。何なのこれ。そして疲労困憊の主人公とプレイヤーは、助かったからもう『クリア』でもいいのにも関わらず。また引き返して、立ち向かって『倒す』のではなく、『けり』をつけに行く。何なのこれ。なんなの (´ ` )
ホラーゲームというものは、香辛料やパクチーと同じでにがてな人はにがてだ。だが一括に『辛いものがにがて』と言っても、食べられる辛さの加減は人それぞれだ。そんなふうに。絶対におすすめですとは言えないけれど、辛さの中のうま味がお好きな方に。私は、ゲーム実況者のキヨさんの『Ann (アン)』の実況をおすすめしたい。
広く芸能史というものは、子を持つ親世代から好まれないものがおもしろい傾向にあったりしてきた。大橋巨泉の11PM。ドリフ。バカ殿。めちゃイケ(内容によってはそうだった)。
そして時代は、同じ系統でも路線でもないけれど。映像・エンタメという括りでいえば、確実にそれを (かる~く) 受け継いでいるゲーム配信者・実況者がいる。それがキヨだ。
「子供がリビングのTVで (ゲーム実況を) 観ているから、雑な言葉遣いや 下ネタを言うのやめてぇ。」
という声が上がれば。
「子供にリビングで、ゲーム実況なんか見せるなあああぁぁ!」
と言いながらマリオカートをかっ飛ばす。最高。最&高。生き様がお笑いなんだよ。
銀魂が “えびぞう”や、“れんぽう” さんでちゃんとした 偉いところから えらくおこられた時代を思い出した。
さあ。世界はまだまだ、おもしろいぞ。