伝説の映画"ブルース・ブラザース"
The Blues Brothers
映画に目覚めて、地上波放送される映画を見まくっていた中学時代。
予備知識なく観て、最高にイかしてた映画の一つが
ブルース・ブラザース!
たしか「ゴールデン洋画劇場」での放映だったと...
翌週、学校でかなり話題になった映画でした。
とにかく、面白かったんですよね。
もう40年前の映画になるんですが、自分たち世代にとって、色褪せない伝説の映画なのです。
主演は、右側の丸い方がジョン・ベル―シ
背の高い方、弟役にダン・エイクロイド
黒いスーツにレイバンのサングラスが最高にかっこいい二人でした。
あらすじは、ろくでなし兄弟のブルース・ブラザースが、孤児院の危機を救うため、バンドを組んで資金を集めようとする中、いろんな騒動が巻き起こるミュージカルコメディって感じです。
アメリカのコメディ映画には、ちょっとついていけないものも多いのですが、この「ブルース・ブラザース」は、かなり笑えました!
中学時代の自分にフィットしたんだと思うんですが、録画したビデオを繰り返し観ても飽きなかったんですよね。
ただ、コメディ映画の傑作というだけでなく、クライマックスのハチャメチャなカーチェイスがすごいというだけでなく、伝説となっているのは、その出演者と音楽なんですよね。
◎出演者の方々は、ほんとにスゴイ!
ジェームス・ブラウン
(1933年5月3日 - 2006年12月25日)
レイ・チャールズ
(1930年9月23日 - 2004年6月10日)
アレサ・フランクリン
(1942年3月25日 - 2018年8月16日)
キャブ・キャロウェイ
(1907年12月25日 - 1994年11月18日)
ジョン・リー・フッカー
(1917年8月22日 - 2001年6月21日)
キャリー・フィッシャー
(1956年10月21日 - 2016年12月27日)
スティーヴン・スピルバーグ
(1946年12月18日 - )
”ナンバーワン・ソウル・ブラザー”ジェームズ・ブラウンにレイ・チャールズ、“クイーン・オブ・ソウル”アレサ・フランクリン、ジャズシンガーのキャブ・キャロウェイ、ブルースシンガーのジョン・リー・フッカーなどなど、当時、ブラック音楽の大御所だった方がたくさん出てました。
音楽ファンだけでなく映画ファンにも嬉しい、キャリー・フィッシャーが謎の女を演じてたり、スピルバーグが登場したりと、てんこ盛りでした。
多分、観る人が観ると、おや、こんな人もって人がたくさんいるんだろうなって思います。
◎音楽が最高!
まず、ブルース・ブラザーズといって思い浮かぶのは、序盤で使われるマンシーニ作の「ピーター・ガンのテーマ」と、カーチェイスのシーンで使われる「I Can't Turn You Loose」です。
「Peter Gunn Theme」
「I Can't Turn You Loose」
ムロツヨシさんの出てる車のCMでも使われていて、楽しい気分にさせてくれる曲ですよね。
また、劇中では、出演してる大御所の方々も歌ってくれていて、そのパフォーマンスが凄いのです。
当時、洋楽を聴き始めた自分でも、名前は知ってる存在だったジェームス・ブラウンやレイ・チャールズの歌と出会ったのはこの映画なんですよね。(まあ、ジェームス・ブラウンの印象が強すぎるんですけどねw)
「The Old Landmark」
(ジェームス・ブラウン & James Cleveland's Southern California Community Choir)
強烈すぎる神父役のジェームズ・ブラウン。また、ゴスペル隊の中には、若きチャカ・カーンがいたりします。
「Think」
(アレサ・フランクリン and The Blues Brothers Band)
このシーンでのブルース・ブラザースのゆるいダンスが面白すぎて笑ったな~。"フリーダーム♪" と歌うアレサ・フランクリンがムチャクチャかっこいいですよね!
「Shake a Tail Feather」
(レイ・チャールズ & The Blues Brothers Band)
このシーンもまた二人のダンスがゆるすぎて面白い! たまらないです。
この微妙なゆるさがこの映画の醍醐味だと思うんですよね。
もちろん、ブルース・ブラザーズの二人もバンドと一緒にたくさんの曲を聴かせてくれます。
「監獄ロック」
(The Blues Brothers Band)
最高に楽しいですよね、ほんと。
+ + + + + +
主演のジョン・ベル―シは、この映画の後、人気絶頂の中、1982年に夭逝するんですよね。
また、記事をまとめていると、大御所の方々は、皆、鬼籍に入られてるんだなぁ、と、ちょっと思ったんですよね。
40年前ですからね~、仕方無いんですが...
この映画にはそんな方々の輝いてる姿が封じ込められてるんですよね。
そういう意味でも、伝説の映画なのです。
(参考)
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