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『読書日記』

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読書に関して考えたことや、作家さんや本のことなどを書いています。
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固定された記事

自分らしい読書の記事について(投稿500記事の節目に…)

 be one's self   自分の投稿も500記事を数えました。  "note" を書く中で、500記事はひ…

Small World
2年前
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「本の帯」についての感想文...(私の新刊読書のお楽しみ)

 久しぶりの note です。  ご無沙汰だったのに、こんな地味なテーマですみません!  今回…

Small World
2週間前
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時空系ミステリーはお好き?

 「時空もの」と称される作品たちがあります。  タイムトラベル/タイムスリップして過去や…

Small World
2か月前
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「百年の孤独」... みたいな本

 ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が文庫化されたことが、イベント的に盛り上がってますね…

Small World
4か月前
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プロット万歳!(最近読んだ海外ミステリー)

 自分の読書の中で中心となっているのはミステリーで、特に本格ミステリー(探偵が謎を解くや…

Small World
4か月前
99

同世代にお薦めのオースター本「ブルックリン・フォリーズ」

 この4月末に逝去したアメリカの作家ポール・オースターについての記事です。  note 内にも…

Small World
5か月前
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本に呼ばれるということ②(シェルビー・ヴァン・ペルトの「親愛なる八本脚の友だち」)

 本屋のいい所は、意外な本との出会いがあるとこです。  以前にも書いたことがあるのですが、本屋とかに行くと、時々、「本に呼ばれる」ことがあるんですよね。  基本、自分なりのリストを作って読書してる自分なんですが、時々、普段は手に取らないタイプの本が気になって仕方ない時があるのです。  今回、手に取ったのは、シェルビー・ヴァン・ペルトという見知らぬ作家さんの「親愛なる八本脚の友だち」という変わったタイトルをもった本なのです。 「親愛なる八本脚の友だち」シェルビー・ヴァン・ペ

スペインのミステリー(ハビエル・セルカスの「テラ・アルタの憎悪」)

 自分のささやか読書趣向のひとつに、「読書を通じていろんな国を訪れる」というものがありま…

Small World
7か月前
95

我が町のSF小説(間宮改衣の「ここはすべての夜明けまえ」に寄せて)

 ちょっと変わった読み味の本に出会いました。  それが、今作でデビューとなる間宮改衣さん…

Small World
8か月前
110

ディック短篇集ガイド(私の愛するディック本②)

 SF界の "鬼才" と呼ばれる作家、フィリップ・K・ディックに関する記事を書いています。 …

Small World
9か月前
115

アーティストが手がけた絵本の話

 絵本って、見てるだけで楽しいんですよね~  もちろん「お話」の方も大事なんですが、”絵…

Small World
9か月前
208

私の愛するディック本

 映画「ブレードランナー」や「トータルリコール」などの原作者として知られるフィリップ・K…

Small World
10か月前
129

今年読んだ「新作ミステリー」(読書回顧2023)

    いつもながら、一年が経つのは早いです。  大好きなミステリー小説の年間ブックランキ…

Small World
1年前
129

ミステリと呼ぶ流れ(トム・ミードの「死と奇術師」)

 駄洒落なタイトルにしてすみません。  公開中の映画「ミステリと言う勿れ」に関する ”note” ではありませんのでご了承ください!  関係するのは「ミステリ」って言葉についてです。  もともと「神秘」や「不思議」を表す "mystery" って言葉なんですが、小説のジャンルとして使われるのも一般的です。  その場合、「ミステリー」と表記される時と「ミステリ」と表記される時があるんですが、この違いが気になることってありませんか?  まあ、慣用に応じて "長音符(ー)" は