ベストではなく、ベターを選択する「ベストVSベター」
ベストを選ぶことのデメリット
私たちは、いつでも「ベスト(最高)」な選択肢を見つけたいと思うものですよね。
でも、実際に「ベスト」を探し続けることで、意外なデメリットがあることをご存知ですか?
いわゆる「完璧主義」の人はベストを追求するあまり、ベターな選択肢を捨ててしまっていることが多かったりします。
「ベストが選択できないなら、いらない!」
というのは少しもったいないです。
まずはベストを選ぶことの「デメリット」から見ていきましょう!
お金(コスト)がかかりすぎる
「ベスト」を求めると、どうしても高いものに目が行きがちです。完璧を追い求めると、気づけば予算オーバーなんてことも。これが続くと、長期的には大きな負担になってしまいます。
お金以外も時間や労力などもかかりそうです。
収穫逓減の法則
この法則は、ある資源(時間、努力、資金など)を追加で投入することで得られる成果が、ある一定のポイントを超えると次第に減少していく現象です。
具体的に言うと、最初の段階では、努力やリソースを投入することで成果が大きく向上します。たとえば、0点を50点に引き上げるためには、比較的少ない努力や資源で大きな改善が見られます。しかし、80点から90点に引き上げるためには、同じような量のリソースでは十分ではなく、より多くの努力や資源が必要になります。
学校や資格の勉強では全ての範囲で100点を目指すのではなく、全ての範囲でまずは50点目指すようにして、次は60点、というように少しずつ上げていくのがコスパのいい勉強法です。
決断が遅くなる
「ベスト」を見つけるために時間をかけすぎると、決断が遅くなりがちです。完璧を追い求めるあまり、チャンスを逃したり、仕事が遅れてしまうこともあります。特に急いでいるときには、タイミングがとても重要です。
柔軟に対応できなくなる
「ベスト」を選ぶと、その選択にこだわりすぎてしまうことがあります。状況が変わったときや新しい技術が出てきたときに、その変化に対応するのが難しくなることも。柔軟に対応できないと、結果的に損をすることもあるんです。
ベターを選ぶことのメリット
一方で、「ベター(より良い)」を選ぶことには、たくさんのメリットがあります。無理に完璧を求めるよりも、効率的で効果的な選択ができるんです。
お金を節約できる
「ベター」で満足することで、無駄な出費を抑えられます。必要以上にお金をかけずに、良い結果を得ることができるので、長期的に見ても安心です。
早く決められる
「ベター」を選ぶことで、素早く決断できます。すぐに行動できるので、チャンスを逃さず、プロジェクトをスムーズに進めることができます。タイムリーな決断が、成功のカギとなります。
柔軟に対応できる
「ベター」を選んでおけば、後で変更や調整がしやすくなります。状況が変わっても柔軟に対応できるので、いつでも最適な対応ができます。これは特に、変化の多い環境では大きな強みになります。
ベストとベターの対比
では、「ベスト」と「ベター」を選ぶことを比べてみましょう。
コストの違い
ベストのデメリット: 「ベスト」を求めると、お金がかかりすぎてしまうことがあります。予算オーバーになるリスクも高いです。
ベターのメリット: 「ベター」を選べば、無駄な出費を抑えることができ、お財布にも優しい選択ができます。
意思決定の速さ
ベストのデメリット: 「ベスト」を探すために時間がかかり、決断が遅れてしまうことがあります。これにより、チャンスを逃してしまうことも。
ベターのメリット: 「ベター」を選べば、素早く決断できます。これにより、タイムリーに行動でき、成功の確率が高まります。
柔軟性の違い
ベストのデメリット: 「ベスト」を選ぶと、その選択に固執しがちで、後で柔軟に対応するのが難しくなることがあります。
ベターのメリット: 「ベター」を選ぶことで、後で必要に応じて変更や調整がしやすく、柔軟に対応することができます。
まとめ
「ベスト」を選ぶことには、コストがかかりすぎたり、決断が遅れたり、柔軟性を失ったりするデメリットがあります。それに対して、「ベター」を選ぶことで、お金を節約し、迅速に決断し、柔軟に対応することができます。
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