【vision】めんどくさい本屋
『めんどくさい本屋ー100年先まで続ける道
著者:双子のライオン堂 店主 竹田信弥/本の種出版』
日頃から無理矢理でも自分の時間をつくっては読書をしている。
読む本は、ビジネスや心理学、脳科学、生き方、小説、そして建築などが多いが特定の分野に囚われずに選り好みしない多読を意識している
最近は読んだ本はブクログにまとめている
https://booklog.jp/users/issey0718
さて最近出会ったのが、タイトルの『めんどくさい本屋』という本だ
本屋だけでは食べていけないので副業でアルバイトなどをしながら本屋を営んでいる実際の方の話
共感できる部分が多くてのめり込むように読んでしまった
そして、自分が好きなことって『本』なんだと気付かされた
なんの用も無いのに本屋に行ったり、置いてある本は大体同じなのに本屋をはしごしたり
あとブックカフェもお気に入りをよく探していた
特にお気に入りだったのが、東京で仕事をしていたときによく一人で通った駒沢にある『アヂト』というカフェだ
恐らくお店の方が読んだ本を置いてあるカフェだったが、
お店の雰囲気やガラス張りの窓から見える空や夕陽や緑も含めて、不安や孤独しかなかった心に安らぎを与えてくれた場所だ
本は進むべき道に迷ったときや、不安なときに道標となってくれた
高校生の時に勢いで買った外国の建築雑誌『au』や、4万円くらいする安藤忠雄の作品集、大学時代には神保町の古本屋街は唯一心が休まるところでアルバイトで貯めた金はほとんど古い建築の本に費やしていた
神保町では建築関連の書籍を専門に扱う『南洋堂書店』や、マニアックな建築書を取り揃えている『明倫館書店』が特にお気に入りだった
お茶の水の明治大学の近くにあるvillage vanguardも地下にあり、隠れ家的な感じが好きでよく通っていた
周りには落ち着くカフェだったり昔ながらの純喫茶が多くあり私の楽しみだった
色々と将来について悩んでいる時期ではあるが、
『本屋をつくりたい』
と心がワクワクした!
久々の感覚だけど何か特別な感覚でもある
まだぼんやりだけど、どんな本屋にしたいのかドンドンアイデアが湧いてくる
どうやって経営するか、どこに出店するかなど頭に浮かんだことを忘れないようにメモしまくっている
また『めんどくさい本屋』の最後にこんなことが書かれていた
『人生において大事なことは、負けないことだと思っている。勝つことではなく、負けないこと。
生き残ることを目標に、本屋をやっている。』
負けないこと
生き残ること
共感した
一時の利益では、ゆっくりのんびり続けられる本屋のあり方が大事だ
続けられなかったり、日々の生活に困窮するようでは豊かな本屋など成立しない
著者は副業をしながら本屋をしている
どうやってリスクを減らしながら続けるか
私もこれからビジョンを練ろうと思えた
人生のコンパスがうっすらと見えた気がする