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意外と知られていないブラジルの素敵なリゾート「ポルト・デ・ガリーニャス」


ブラジル北東部ペルナンブコ州の

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州都レシフェ市からわずか 50 km 程南下した
イポジュッカ (Ipojuca)市に、

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夢のリゾート、ポルト・デ・ガリーニャスがあります。

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「Porto de Galinhas【ポルト・ジ・ガーニャス】」
直訳すると、

「鶏の港」になります。

ここでいう「鶏」とは、
いわゆる「ニワトリ」ではなく、
アフリカのホロホロ鳥のことです。

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というのも、

ペルナンブコ州は
ポルトガルによる植民地化されて以降、
主にサトウキビのプランテーションで栄えた地域ですが、

それに平行して、
パウ・ブラジル
ブラジルボク:伯剌西爾木、学名: Paubrasilia echinata)
と呼ばれる希少価値の高い樹木の
密輸が盛んに行われていた時代があり、

それに伴い、
アフリカからの奴隷の密輸も盛んに行われました。

「密輸」ということで、
         ( ↑  コントラバンド >笑)

おおっぴらに売り買いすることはできませんから、

奴隷を「詰め込んだ」船底の上に
ホロホロ鳥を入れたケージを置き、

「ホロホロ鳥(Galinha de Angola)、新たに入荷!」


という看板を掲げて
奴隷の販売が行われたのだそうです。

そのようなことから
「galinha」「奴隷」を指す隠語となり、

そのような行為が行われていた場所であることから

「Porto de Galinhas【ポルト・ジ・ガーニャス】」
と呼ばれるようになり、

やがてそれが正式な地名となってしまったというわけです。

*****

そんなポルト・デ・ガリーニャスですが、

何が素晴らしいかというと、

ビーチから50メートル程度の沖合に連なり、
海水浴場を外洋から保護されたナチュラルプールに仕立てている
岩礁です。

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岩礁のことは、ポルトガル語で
「Recife【スィッフィ】」または「arrecifes【アヘスィッフィス】」
といいます。

そう、
そもそもこのペルナンブコ州の州都レシフェの地名は
これに由来しているのです。

*****

そして、ここでの醍醐味が

ジャンガーダ (jangada) と呼ばれる
いかだに乗って、
透明な海を泳ぐ熱帯魚を見るミニツアーです。

ジャンガーダとは、
コトバンクの定義では

7本の丸太の4ヵ所に穴をあけ,そこに細木を通して固定した長さ6m,幅1.5mのいかだで,手すりや座席までついている。南アメリカの大西洋岸でも木製いかだが広く用いられているが,とくにブラジル沿岸ではバルサ材が使われ,速力を増すためにいかだの先端をそり上げて三角形にしたジャンガダとよばれるいかだがつくられている。これは5本あるいは7本の奇数の丸太をつなぎ,中央の丸太を太くしていかだの安定をよくすると同時に,リーボードを使用して帆走可能な構造に発達させている。

とのことで、

ブラジルのどこへ行っても、外国人向けの土産店では
このジャンガーダの置物が売られていますが、

例えばサンパウロやリオ以南のみを訪れた観光客は

「これはブラジルの北東地方で使われる
ジャンガーダという筏(いかだ)ですよ」

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とのお店屋さんの説明を聞き、
買ったり買わなかったりするだけで
旅を終えてしまうことも少なくないのですが、

実際にジャンガーダを売りにしている
ポルト・デ・ガリーニャスに行ってみると、

このように ↓ 賑わっており、

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これに乗って見ることができる海の中は
オドロキモモノキ、おさかなさんだらけ!です♪

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1990年頃までは、ほとんど知る人もいなかった
ポルト・デ・ガリーニャス
近年の観光開発は目覚ましく、

ビーチサイドのレストランや、

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土産物店なども充実しており、

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素敵なリゾートホテルも沢山あります。

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また、
一般の日本人にはメジャーではないとはいえ、

普通にHIS ↓ や

フォートラベル ↓


などにも情報が掲載されています。

サンパウロやリオは危険だと聞くからと敬遠している方には、
同じブラジルでも
こんなスポットは如何でしょう?

ということで、
本日はとても素敵なブラジルの観光地をご紹介させて頂きました。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

めで鯛!ネコ

※ 「ブラジルは楽しいな!」否、
「めで鯛!ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。


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