意外と知られていないブラジルの素敵なリゾート「ポルト・デ・ガリーニャス」
ブラジル北東部ペルナンブコ州の
州都レシフェ市からわずか 50 km 程南下した
イポジュッカ (Ipojuca)市に、
夢のリゾート、ポルト・デ・ガリーニャスがあります。
「Porto de Galinhas【ポルト・ジ・ガリーニャス】」を
直訳すると、
「鶏の港」になります。
ここでいう「鶏」とは、
いわゆる「ニワトリ」ではなく、
アフリカのホロホロ鳥のことです。
というのも、
ペルナンブコ州は
ポルトガルによる植民地化されて以降、
主にサトウキビのプランテーションで栄えた地域ですが、
それに平行して、
パウ・ブラジル
(ブラジルボク:伯剌西爾木、学名: Paubrasilia echinata)
と呼ばれる希少価値の高い樹木の
密輸が盛んに行われていた時代があり、
それに伴い、
アフリカからの奴隷の密輸も盛んに行われました。
「密輸」ということで、
( ↑ コントラバンド >笑)
おおっぴらに売り買いすることはできませんから、
奴隷を「詰め込んだ」船底の上に
ホロホロ鳥を入れたケージを置き、
「ホロホロ鳥(Galinha de Angola)、新たに入荷!」
という看板を掲げて
奴隷の販売が行われたのだそうです。
そのようなことから
「galinha」は「奴隷」を指す隠語となり、
そのような行為が行われていた場所であることから
「Porto de Galinhas【ポルト・ジ・ガリーニャス】」
と呼ばれるようになり、
やがてそれが正式な地名となってしまったというわけです。
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そんなポルト・デ・ガリーニャスですが、
何が素晴らしいかというと、
ビーチから50メートル程度の沖合に連なり、
海水浴場を外洋から保護されたナチュラルプールに仕立てている
岩礁です。
岩礁のことは、ポルトガル語で
「Recife【ヘスィッフィ】」または「arrecifes【アヘスィッフィス】」
といいます。
そう、
そもそもこのペルナンブコ州の州都レシフェの地名は
これに由来しているのです。
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そして、ここでの醍醐味が
ジャンガーダ (jangada) と呼ばれる
いかだに乗って、
透明な海を泳ぐ熱帯魚を見るミニツアーです。
ジャンガーダとは、
コトバンクの定義では
とのことで、
ブラジルのどこへ行っても、外国人向けの土産店では
このジャンガーダの置物が売られていますが、
例えばサンパウロやリオ以南のみを訪れた観光客は
「これはブラジルの北東地方で使われる
ジャンガーダという筏(いかだ)ですよ」
とのお店屋さんの説明を聞き、
買ったり買わなかったりするだけで
旅を終えてしまうことも少なくないのですが、
実際にジャンガーダを売りにしている
ポルト・デ・ガリーニャスに行ってみると、
このように ↓ 賑わっており、
これに乗って見ることができる海の中は
オドロキモモノキ、おさかなさんだらけ!です♪
1990年頃までは、ほとんど知る人もいなかった
ポルト・デ・ガリーニャスの
近年の観光開発は目覚ましく、
ビーチサイドのレストランや、
土産物店なども充実しており、
素敵なリゾートホテルも沢山あります。
また、
一般の日本人にはメジャーではないとはいえ、
普通にHIS ↓ や
フォートラベル ↓
などにも情報が掲載されています。
サンパウロやリオは危険だと聞くからと敬遠している方には、
同じブラジルでも
こんなスポットは如何でしょう?
ということで、
本日はとても素敵なブラジルの観光地をご紹介させて頂きました。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「ブラジルは楽しいな!」否、
「めで鯛!ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。