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個人的なおはなし

はじめてその声を認識したのは小学校6年生のときだった
テレビから聞こえるその声に耳が引っ張られた感覚を覚えてる
耳と同じように目線もテレビに向ける
ナース姿でガラスをおもっくそ割る女性が映っていた
その姿に目が離せなくなって親にCDを買ってほしいとお願いした

それが私が初めて認識した彼女の姿だった

そこから彼女の音に触れることになり、中学高校社会人を経た今も
私の生活の一部にその音がある

彼女のファンと言ったことはない
それはなんだか少しおこがましい気がして
いつも好きなアーティストという表現をしている

常に情報を追っかけているわけでもないし、動向を気にしているわけでもないし、彼女のアーティストの歴史を網羅しているわけでもないし、コンサートに足を運んだこともない

行きたいな、生で感じてみていと思ってもなぜかいつも躊躇してしまう

私の中で彼女という人間はとても「幻想的」だからだ

彼女から放たれるすべての音、歌う姿、話す姿のどれもが
私の心を浮遊させる

でも、人間臭さも同じだけ感じる

そのアンバラスな感じがいつも不思議で魅力的で仕方ない

きっとこれからも私は彼女に浮遊してもらうんだとおもう

好きなアーティストは椎名林檎さんです

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