
日々太鼓
♪「どんと、どんと、どどどんと、
どんと、どんと、どかどん」♫
リズミカルで乾いた太鼓の音。
心が踊り出すようです。
輸入家具やインテリアを扱うビジネスパーソン、井之頭五郎(松重豊さん演じる)が
外商先の街で、食べ物屋さんに飛び込み、食を堪能するドラマ「孤独のグルメ」。
この番組をこよなく愛する方は大勢いますよね。僕も長年の大ファンです。
いつも考えるのは、何故、
限りなくワンパターンなこのドラマに
これ程までに惹かれるのかということ。
僕にとってその理由のひとつは、
BGMの太鼓の打音。
独り入ったその店で
五郎さんが食べ始め、
食指が動き、気持ちが乗って来ると
流れるあの太鼓。
♪「どんと、どんと、どどどんと、
どんと、どんと、どかとん」♫
これだ!!と僕は思うのです。
これを日曜の午後に聴くと、
明日からの一週間もまた頑張るぞと。
というより、楽しく過ごそうと。
この太鼓の軽快なリズムのように。
乾いた感じで。
僕は太鼓に明るくないのですが、このリズムは、自分と周囲の波動や振動を軽快に震わせて、我が心を良い加減に踊らせてくれるのです。
やはり、これだ!!と僕は思うのですよ。
少し大袈裟かもしれませんが、
日々生きることも、これだと。
僕らが経験する喜怒哀楽も、
この太鼓のリズムで迎えればと。
太鼓のリズムが終れば
静寂が訪れます。
心の中で振動が沈殿していきます。
副交感神経が働くように。
鼓動が揺れ、心が高鳴り、
それが止み、落ち着く。
交感神経と副交感神経のバランスです。
喜怒哀楽の総量、人生の醍醐味を
太鼓が滋味深く、貴く奏でるよう。
この打音の刻みが明るい波長が生み、
楽しい何かを手繰り寄せます。
であれば、日々の出来事を
この太鼓のリズムで迎え、
一瞬一瞬を楽しもうではないかと。
それが生きる活力に結ばれます。
♪「どんと、どんと、どどどんと、
どんと、どんと、どかどん」♫
皆さんのこの日曜、そして来週以降が
素晴らしい日々となりますよう
祈念します!!