
Photo by
namikosaji
大寒の、お茶の時間
一年で最も寒い季節ですね。
僕は仕事の合間のひとときに
日本茶をゆっくり飲んでいます。
大の珈琲党の僕が、
日本茶に凝りだしたのは
去年の12月頃から。
夜の宴席が続き、
胃が本調子ではなかったから。
緑茶は身体に優しい。
凝り性なので専用の急須を
年末に瀬戸物の「菊屋」さんで購入。
茶葉も専門店で求めています。
今まさに寒い季節の強い味方に。
そして、お茶を入れる所作が好きです。
とは言え茶道ほど本格的ではありません。
台所で慌てず、丁寧に淹れています。
熱湯を湯呑み茶碗に注ぎ、
1分間そのままにして
湯温を程よく下げてから
急須に移し、茶葉に触れさせます。
急須の中で30秒。
このとき、急須に伝わる熱を
掌で堪能する。
そして湯呑み茶碗へ。
最後の一滴まで出しきります。
この間合いが好きです。
若い頃には出来なかったのです。
この待つということが。
今年は昭和換算で100年ですね。
僕は昭和を23年間経験し、
物心つく頃は昭和真っ只中でした。
あの頃、「お茶の間」という言葉があり、
我が家の茶の間、食卓テーブルには
急須と湯呑み茶碗が
レギュラーポジションとしてありました。
中学生まで日本茶ばかり飲んでいました。
何十年ぶりにお茶に、はまっています。
歳を重ね、郷愁のように
味と香り、ぬくもりが甦り、
恋しくなるのですかね。
この寒さのせいでしょうか。
大寒ですね。慌てず穏やかに、
行きたいですね。
こんな時間に感謝です。
本当に、ありがたいです。
歳を重ねて来られたことも
ありがたいです。

今日もお読みくださり、
ありがとうございます。
くれぐれもご自愛のうえ、
大寒の時間を楽しまれることを
祈念しております。弥七