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ひとり時間、手帳時間。自分の「見方」を知り、自分を「味方」に〜手帳の佇まい(5)

「自分のことがわからなくなってきた」「仕事や家庭のことで考えがまとまらない」「いつも同じような雑念が漂い続けている」、といったときがありませんか。

僕はそれを解決するために、あらいざらいを手帳に書き出し、整理して、解決策を見出してきました。(マルクス・アウレーリウスの影響です)

書き出す効能は他にもあり、なんといっても気持ちがスッキリして身体に良く(自律神経にも良いのでは)、稀に何かが降りて、新たな着想やアイデアに至ることも。

「やはりペンをとって良かった」と何度も思いました。これまで何度救われたことか。ひとり時間、手帳時間、深謝は尽つきません。

1.自省録・内省術=お悩み解決法


活字にすること=自分と対話すること。正直に自分の中身を書き出して分析・分解する。不思議なくらい、いろいろ出てくる、出てくる。僕の場合、そういう「ひとり時間」は、夜だとエモーショナルになりがちなので、冷静になれる早朝に設けています。

【考えるプロセス】
①我を知る、思い知る(あらいざらい書く)
②価値観の優先順位を付ける。
③理想形を掲げ現状とのギャップを探る。
④ギャップを埋める手立てを浮き彫りにする。
⑤手順を決める。
⑥前進への障壁(ネック)を見出す。
⑦それを超えるためのポイントを探す。

ベースとなる①では、考えをいくつかに項目立てして、ナンバリング(区分け)すること。単に羅列して書いていいし、チャート式あるいはマインドマップでも良い。自分のやりやすいように。

⑦の要諦は、ときに「自らの勇気とか意識変革」だったり、ときに「ある人に働きかければ解決の糸口が見つかる」ということもあります。


2.なぜシステム手帳なのか


①単年のことではないから       

絶対にシステム手帳でないと駄目ということはありません。その思考方法や解決方法は、そのときだけ有効というものではありません。その人の価値観や人格、人生に寄り添っている事柄であるなら、これから先も効力を発揮します。であれば、何年でも使い続けられるシステム手帳がうってつけでしょう。

②ページの入れ替えが自在
思考法や解説法が手帳に蓄積されてくるので、同類のものを寄せるべく、ページを移動させたり、分冊化したりして、まとめておきます。そのほうがずっと効率的だし、振り返る機会を得て、さらなる思考や新たな発見が生まれます。

③綴じ手帳との違い
薄手の綴じノートは鞄の中でかさばらないし、書きやすいので快適です。でも、ここでお伝えしている内容は、人には見られたくない、極めて秘匿性の高い事柄のはず。あまり持ち歩くようなものではありません。また、綴じ手帳より保存性、耐久性、永続性などの点で、システム手帳のほうが適しており、ずっと機能的です。

3.まとめ


「ひとり時間」に手帳と向き合えば、自分の「見方」をしっかりと確認して自分を「味方」にできます。手帳は頼もしい存在です。

自分の中に眠る才能や知恵をあぶり出し、想念を浮き彫りにしてくれます。

例えるなら、土地勘がない事柄でも勘所がわかってくる瞬間があリます。ときに知恵袋にもなり得ます。

人生を変えようなんて、だいそれた考えはもうこの歳ではありません。でもすべては自分次第。良いものをより良くしたい、誰かのために何かのために尽力し、悔いのない人生を送りたいと願っています。そのために長年連れ添って来てくれた「手帳」はこれからも必須です。

「自分は何者なのか。それは永遠のテーマ。だから、面白い。」弥七

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