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強がらないで怖いことを認めると不安な気持ちが消えていく

今、怖がっていること

私は人に頼ること、甘えることがヘタです。不必要に一人で頑張って精神的に身体的に潰れた経験を何度もしています。

その度に言ってくれたら良かったのに、と言われるし自分も言えば良かったと思うけれど、渦中にいる時って必死過ぎて他人とコミュニケートする気力がなかなか湧かないんです。

というわけで次善の策として自分の中で見つめてみることにします。

今、怖がっていることがあります。それは冬になって父の間質性肺炎がまた急性増悪になりはしないかということ。私がまたいきなり経営を丸投げされるということを意味しています。

事業承継が嫌ではなくて問題は父が整理することが出来ないのと教えるのが下手すぎて全部自力で学んでるということですね。仕事はいつも散乱していて引き継ぐ誰かが見て分かるようになっていないんです。

さらに父はいつまでも元気に働くつもりで後継者を誰にも披露していないのでいきなり代替わりしたら、信用を得るのに時間がかかりそうです。
ただでさえ鉄産業は非力な女性に対して男尊女卑な傾向があり、現時点でさえそれを感じるので後を継いだらさらに大変だろうと思うわけです。

さあ、ここまで書いてみて多少スッキリしましたね。全部起こっていないことを不安がっているんです。と同時に起こってしまうと案外なんとかなることも経験上わかります。なるようにしかならないから淡々とやるだけですね。

今やれることは父の仕事の進捗を雑談のように聞いてみたり、横目でそれとなく観察したり、書類を整理したりすることでしょうか。

恐れている根本は踊りへの想い

事業承継の恐れの根本は実は仕事ではなくて踊りにあります。
ぶっちゃけて言えば、事業は見た目の成功とか拡大は目指していないし、縮小しても利益率を上げる方を優先していくつもりです。

恐れているホンネは踊る機会を奪われてしまうのではないか、体を鍛錬する時間が無くなるのではないかということなんです。
ワガママと言われようと世間知らずと言われようとかまいません。一度きりの人生で最優先事項は踊ることなのです。

ただこれも実はクリア出来ることを知っています。今どき四六時中店を開けていなくてもアポイントメント取ってくるお客様がほとんどだし、発注はネットから出来るからです。
鍛錬については今だって金網に囲まれながらバーレッスンして階段昇降やストレッチをしているから可能です。

要するに常識に捉われることなく他人の言に惑わされずに貫く覚悟だけが必要なのです。

厄介なのは金網の重さ

最後に心配なのは金網の重さですね。鉄の塊ですから。多分細かい目の金網や違う材質の取り扱いが今より増えていくでしょう。
重たいものは外注することになるかもしれません。もしくはパートナーに一緒に継いでもらうか、息子に協力してもらうか。

金網屋プラス〇〇を目指していきたい

金網屋だけで街の一等地で踏ん張る時代は終わったと思っています。それに踊って身体メンテナンスを伝える自分が承継するのですから、それを何か活かしていきたいのです。

駅の近く、大通り沿いという特徴、ダンサー、身体メンテナンス、金網屋、これらを足したら何が生まれるのか?

ゆっくり考えていきたいと思っています。


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