表現力って何なのか
表現力が欲しいと思っていたわかいころ
踊りが上手くなりたいと思っていたわかいころ、上手い、の定義が周りと違うことに気づきました。
脚を上げるとか、主役やりたいとか、たくさん出たいとかではなくて表現力が欲しい。
じゃあ、表現力ってなんだろう?
ずっと考え続けていました。
表現力とは2通りある
今時点で分かったことは表現力は2通りあること。
一つは人に伝えられるものであることです。要するに技術ですね。
いくら心に伝えたい思いがあっても、術を何も知らなかったらやっぱり相手には伝わらないんです。
テレパシストじゃないんだから^^;
技術じゃないんだ!ハートだ!っと言ったところでグヮーって念じているんじゃどうしようもないわけです。
この場合の技術、というのは小手先のテクニックではなくて、より削ぎ落とすものだと考えています。
すなわち、クセをとること。
クセは無意識に出るもので、動作の余分な動きの原因になります。
全くクセがないのは個性がないということになりますが、人間なくて七癖ですから、
見つけ次第片っ端からなくしていくぐらいでちょうどいいクセの残り具合なんじゃないかと考えます。
もう一つの表現力はあるがまま
表現力にはもう一つあって、これは持って生まれた特質です。
これをちゃんと気づいて活かし切れた人が表現力があると言われているわけです。
大抵の人は自分らしい踊りに気づけないし、それを踊る場もありませんから、自分の強みがわからないままになります。
この場合の表現力とは出会いや運で活かされるか否かが大きいんです。
自分らしい表現ができる場へ動いていくしかありません。
勇気も覚悟も必要でしょう。
それでも踊る喜びが勝るような人だけが踏み出す道です。
すべての本質は同じ
踊りに限って表現力を追求してきたわけですが、結局は全部にいえることなんですよね。
芸術だけじゃなくて仕事や生き方まで、自分らしい生き方をするならどこかで勇気や覚悟が必要になります。
でもね、その方が後悔のない人生になりますよ。
やった失敗、踏み出した後悔って単なる思い出に過ぎませんから。
後から思い返したらね。
微笑んで思い出すレベルです。
自分らしい表現をしていってくださいね。