見出し画像

「コロナの中の歓喜」があったライブ

指揮者が感極まっていきなり涙ぐむ・・・・
そんなシーンがあったコンサートでした。

きのう(16日)、池袋にある東京芸術劇場で行われた「NEO SYMPHONIC JAZZ at 芸劇 2020」。ジャズ・ミュージシャン16名と東京フィルハーモニー交響楽団の38名のクラシック演奏家が一緒になり、「シンフォニック・ジャズ」の可能性を探るという意欲的なコンサートです。

プロデューサーであり、作・編曲を手掛け、指揮まで行うのは狭間美帆さん。去年、アルバム「ダンサー・イン・ノーホエア」がグラミー賞の「ラージ・ジャズ・アンサンブル部門」にノミネートされた俊英です。

このコンサート、実は当初のプログラムと内容が全く変わってしまいました。もともとはフルオーケストラとジャズのビッグバンドの共演が予定されており、バレエ音楽が披露されることになっていました。それが新型コロナのため舞台上のソーシャル・ディスタンスが確保できなくなり、内容が変更されたのです。

ここから先は

2,322字

¥ 100

この記事は投げ銭です。記事が気に入ったらサポートしていただけるとうれしいです(100円〜)。記事に関するリサーチや書籍・CD代に使わせていただきます。最高の励みになりますのでどうかよろしくお願いします。